【材料】
小松菜 3把
人参 中半分
エリンギ 2パック
【調味料】
だし道楽 50ml
京風だしの素 25ml
紀州の香り ゆずぽん酢 25ml
【使う道具】
蓋つきの鍋
【作り方】
- 小松菜の根を切り落とす
- 小松菜をざく切りにし水に浸けて土を丁寧に落とす
- 人参はスライサーで太めの繊切にする
- エリンギは縦に裂いた後横に半分から1/3に切る
- 調味料と野菜をすべて鍋に入れ蓋にし中火で沸騰するまで待つ
- 沸騰したら弱火にする
- たまに蓋を開け様子をうかがう 嵩は減っているが色が鮮やかに残っている状態で小松菜の茎を少量味見する 好みの味、しゃっきりとした歯ごたえが残りながら火が通っている状態になっておればよろしい そうでなければ適宜調味し煮る 歯ごたえが失われていたら煮過ぎた自分を悲しみ次回に期待すること
- 冷蔵庫で冷やす
- うまい!
【このレシピの経緯】
青梗菜に飽きたころ、小松菜が一束48円とお安くなっていたので三束求めた。尤もいかに安くとも併せるキノコ含め鍋に入れて蓋が閉まる程度の量にとどめるのが肝要である。さて何で味付けをしようかと考えてやはりあご出汁がよかろうという気になった。しかし青梗菜は非常に性質の優しい野菜であるところ小松菜はやんわりと青いようなこわいような癖がある。それに合わせてポン酢を使えば夏だしさっぱりしてよいのではないかと思った。実際に最後の段で味見をしてみると少しばかり味わいのボディが足りないように思われた。あご出汁をラストノート、ポン酢をトップノートとするとミドルノートがないような状態である。それでだしの素を追加したところなかなかバランスの良い味わいになった。あご出汁が居るのにだしの素を加えるのはあご出汁という完璧に対し失礼にも思われまただしの素が元来持ち合わせているバランスの取れた旨味にあご出汁の繊細が打ち消されてしまうのではないかと懸念されたが、味見をしたところあご出汁を入れおいたことでだしの素だけでは賄いきれないふくらみのあるうまみが醸し出されていた。あご出汁を使うときにはだしの素を併用しないようにしていたがあわせるのも悪くないと思った。ところで小松菜にはエリンギである。繊維質のしっかりした小松菜の茎の歯ごたえとエリンギの弾力ある歯ごたえが丁度合うのである。ブナシメジはどうかというと煮ると笠がつやつやになって見目よいのだが食味がつるつるしすぎて小松菜に沿ってくれない。小松菜にはブナシメジでも足りるがやはり最もよい組み合わせはエリンギであると思うのだ。
イジョー。