即興厨房

週末に市場で旬の食材を仕入れて即興で献立を構築する自炊ログを中心に、イベントレポや果物の食べ比べ、おすすめ商品などを記録しています。中の人はオタクです。自炊ログは日曜更新。

【一週間のほぼ自炊ごはんログ】長芋と舞茸の白梅酢、甘長唐辛子と椎茸の醤油炒め、蕪とブナシメジのスキムミルク煮【副菜レシピ付き】

野菜2種とキノコ1種を使ったお惣菜3種のレシピです。

カルシウム・鉄分摂取、低塩・低脂肪・低糖留意中。勤務日はあすけん90点台キープ中。なおしゅうまつはしょくせいかつをみだします。

大田市場を擁する蒲田の八百屋と大船の魚屋八百屋で旬の底値野菜と魚を吟味して購入し週末に即興で献立を組んでいます。調理例として参考になれば幸いです。

副菜

長芋と舞茸の白梅酢青のり風味(朝食用)

長芋と舞茸の白梅酢青のり風味(朝食用)
材料

長芋、舞茸、青のり

調味料

白梅酢、だし道楽

つくりかた
  1. ばらした舞茸とだし道楽と少量の水を炒め鍋に入れ弱火で煮て下味をつけ火を止める。
  2. スライサーで繊切にした長芋と白梅酢を炒め鍋に入れ全体を混ぜる。梅酢は鹹味が強いので少量ずつ味見しながら入れること。
  3. 最後に非常識な量の青のりを振り入れよく混ぜる。香りがとてもよくなる。

最早定番となったこの一品、何故この季節に? 長芋の真空パックが蒲田の八百屋で100円で売られておったためである。しかし野菜不足による高騰の波及により1パック130円となったので暫く登場しないであろう。こちら朝食に頂くとさっぱりして美味い。

甘長唐辛子と椎茸と糸蒟蒻の醤油炒め(弁当用)

甘長唐辛子と椎茸の醤油炒め
材料

甘長唐辛子、椎茸、糸蒟蒻

調味料

濃い口しょうゆ(可能であればチョーコー超特選むらさき)、京風だしの素うすいろ

つくりかた
  1. ざく切りにした糸蒟蒻を湯掻いて灰汁を抜きざるに空け水けを良く切る。
  2. 薄切りにした椎茸と糸蒟蒻と濃い口しょうゆを炒め鍋に入れ中火でじっくり炒め下味をつける。
  3. 斜め切りにした甘長唐辛子と濃い口しょうゆ、少しの京風だしの素うすいろを炒め鍋に入れ甘長唐辛子にしゃっきり感が残る程度までやや強火で炒める。
  4. 濃い口しょうゆか京風だしの素うすいろでお好みに調味する。

前回あれだけかつお節粉と甘長唐辛子の相性を礼賛していたのになぜ今回は醤油のみなのかって? 醤油で炒めた椎茸が余りに良い香りでかつお節の必要性を感じられなかったためである。醤油で炒めた椎茸の前ではかつお節粉はノイズに過ぎない。そのくらい椎茸と醤油は相性が良い。

蕪とアスパラガスとブナシメジとレンズ豆のスキムミルク煮(夕食用)

蕪とアスパラガスとブナシメジとレンズ豆のスキムミルク煮(夕食用)
材料

蕪、アスパラガス、ブナシメジ、レンズ豆

調味料

塩、スキムミルク、オリーブオイル

つくりかた
  1. ブナシメジとオリーブオイルと塩を炒め鍋に入れ中火で炒めて下味をつける。
  2. 一口大に切った蕪と洗ったレンズ豆と塩と被るほどの水を炒め鍋に入れレンズ豆が柔らかくなるまで蓋をして弱火-中火で煮る。たまに混ぜてやるとよろしい。
  3. ブナシメジにすっと串が通るようになったら硬い部分を折り取り2-3cmの長さに切ったアスパラガスを入れ全体を大きく混ぜてから蓋をして更に煮る。
  4. アスパラガスが自我を残す程度に軟らかくなったら火を止める。このとき煮汁が残っていなかったら少し足す。
  5. 蕪の中央の温度が60度以下になったらスキムミルクを入れる。温度計がなかったら冷えてからでよい。何なら冷蔵庫に入れてからでもよい。スキムミルクは60度以下であれば何度であっても綺麗に溶け切る。

味噌汁にレンズ豆を入れるのを失念したのに気づき急遽登板してもらった。そのため多少長く煮ることとなったがもとより蕪は想定以上に火が通りにくく存外崩れにくいのでレンズ豆が柔らかくなるまで煮ても何ら問題なかった。レンズ豆はオレンジ色なので彩もよくなった。

汁物

玉ねぎと人参と薩摩芋と榎茸の味噌汁

  1. 一口大に切った玉ねぎ、銀杏に切った人参と薩摩芋、石突を落とし半分の長さに切った榎茸と水を圧力鍋に入れ低圧にセットし沸騰したら4分加圧する。
  2. 自然に圧力が下がったら別の鍋に移し味噌を溶き入れる。

玉ねぎ、人参、薩摩芋、全部甘い野菜だが特に玉ねぎがいい仕事をしてくれる。玉ねぎは現在の高騰した野菜市場の中で数少ない正気安価を保っている野菜なので暫く味噌汁要員として採用する所存。

弁当用

サラダチキン塩こうじ京風だしの素酸菜風味

nekohannryourityou.hatenablog.com

主菜

ロピアのやっすい牛肩ロースガーリックステーキ金春本館にんにくだれ

いつもの。

ロピアの豚ロースかぶりスタミナ源の塩だれやき

少し塩だれを奢ったらとてもうまい。

冷凍庫から発掘されたまぁまぁ状態のいいカレイの仲間の煮つけ

冷凍新ショウガをマシマシにして煮付けたらものすごく上品な白身で大変美味しかった。ありがとう誰だかわからないカレイの仲間。

ニギスの干物

主菜の解凍を忘れ窮した私はそういやぁ干物は解凍せずに焼くことも可能であるという情報を思い出し、三尾が三つ巴様に冷凍されているニギスの干物を失敗を予見しながら予熱した魚焼きグリルに投入して解凍しながら解体するという暴挙に出た。様子を見ながらひっくり返しつつばらせるほどに融けるのを待つ。ニギスは身が柔らかいためさぞひどいことになるだろうと思ったが案外綺麗に離れ、その後は中火でのよく焼きとした。次はちゃんと解凍しようと思いました。

いつもの酒場の美味しいご飯

果物

バナナ

プルーン

お裾分けのシャインマスカット

お裾分けのドラゴンフルーツ紅白

使った道具・調味料

少々匙 

減塩は計量から。

スーパーベンリナー

厚さを変えられる優れもの。業務用なので交換パーツも充実しており長く付き合える。

チョーコー超特選むらさき

秋口にはこちらの醤油がおススメである。香りがよい。

白梅酢

自分は駅のコンコースに出現する梅干し屋が売っている白梅酢を使っているが、それはそれとして夏場の酢の物にはこれ以上の調味料はない。ただ当然塩分が多いためぎりぎりの鹹味を目指してほしい。

【旬の葡萄食べ比べ】甲斐路と巨峰【どこまで行っても品の良い甲斐路、想定外にオラオラ系だった巨峰】

甲斐路

甲斐路

甲斐路

外観

縦3-3.3cm、幅2.5-2.7cmの楕円体。果皮は地色が萌黄またはリーフグリーンで熟すと赤錆色または弁柄色に色づいていくと考えられる。赤系という言葉の意味がよくわかる鮮やかさである。果肉はペリドットを思わせる軽やかな萌黄またはリーフグリーンでコントラストが美しい。

種、皮

種あり、皮ごと頂ける品種と説明されていた。長いしべのような芯が枝から実に内側に向かって伸びており、そのため実を外しにくい。この外しにくさゆえに脱粒しづらい輸送性の高い品種として重宝されているようである。実は枝に対して垂直に引っこ抜くと上手に外れる。なお、種には渋柿のような渋みがありかみつぶすとかなり興ざめするので、柔らかく噛んで種を露出させたあと丁寧に舌で選り分けるようにしたい。

味わい、香り

まずは皮ごといただく。皮のパリッとした感覚とともに皮なりの青さ植物質っぽさも感じられる。一方で皮に惑わされて実もシャキシャキしているような錯覚を覚える。

果肉のみだとどのようであるかを確認するために皮をむいていただいたところ、ゼリーのように軟らかい実が立ち現れ驚愕した。型から外すときにギリ苦労しない程度にゼラチンを減らしたゼリーめいた柔らかさである。

皮を剥かずに頂けるという品種だけあって身離れは大分悪い。つるりと剥けるような具合にはいかない。それでも実の純粋な軟らかさを楽しむためにせっせと剥いていたのだが、皮と実の接合が強く、実が柔らかいため実をこそげ損ねてしまい極めて歩留まりが悪いことに気づき、諦めて皮ごと頂くことにした。

口に入れ、強すぎない力で一噛みし、舌で種を選り出してから頂く。味わいは皮ごとだとやや酸味渋みがあるが実そのものは純粋に甘い。人工の上等のゼリーにシャキシャキ感のある繊維を混ぜたような食感のよさ甘さだ。

咀嚼して最初に溢れてくる果汁が甲斐路の本質である。純粋なブドウ糖を思わせる澄んだ甘さ。強烈に甘いわけではなく、非常に上品で優しい甘さである。咀嚼時に喉奥から立ち上がるマスカット香もすばらしい。

さて強烈な巨峰を頂いた後、甲斐路の印象が変わるかを試してみたが全くそんなことはない。筋の違う味わいだからだ。むしろ巨峰の押しの強さに対し、甲斐路の清楚さ純粋さ、周りがいかにあろうとも私は私としてあります、というような控えめながらの芯が好もしい。清らかといっていいような甘さと柔らかい果肉が非常に完成していて素晴らしい葡萄である。

巨峰

巨峰

巨峰

外観

幅2.8、縦3cm、真球寄りの楕円体。外皮はマルーン、果肉は辛子色。馴染みすぎて書くことが少ない。

種、皮

今出回っているのはほぼ種のない巨峰であろう。皮は剥きづらいということはない。実がしっかりしている分皮は剥きやすい。が丁寧に皮むき器を回さないと剥き残しが発生する。

香り、味わい

甲斐路の上品さを味わった後に巨峰を頂くと吃驚する。暴力的なまでに強いこくと甘さで口中を殴られるのだ。濃い。とにかく味が濃い。ほんの微かに渋みもある。しかしそんなものどうでもよかろうといわんばかりに濃く甘く強烈である。甲斐路は極めて上品で控えめなお嬢さんである。巨峰は主張を知るお嬢さんである。どちらがよいというのではない。それぞれがそれぞれの個性に於いて美しいのである。

実がしっかりしている分皮は剥きやすい。

 総評

私は好きなものを後に頂く癖がある。今回は正直個性に差がありすぎそれでいてそれぞれ非常に美味しく優劣をつけるのが難しい。ただ、濃さで迫りくる巨峰を頂ききったあとに、静かに甲斐路を向き合いたいと思った。甲斐路をいただくまではそんなこと思いもしなかったんだが、巨峰、君実は結構オラオラ系なんだなぁ。

品種情報

甲斐路

「甲斐路」は山梨県の植原葡萄研究所において「フレーム・トーケー」と「ネオ・マスカット」の交配により生まれた欧州種の赤ブドウです。1977年9月に品種登録されています。

「甲斐路」の果房は果粒が粗くついているが大きく、房は400~600gになり、粒は10g前後で種があります。果粒がしっかりと軸に付いていて脱粒しにくく、輸送性が高いのが特徴です。果粒は長楕円形で、果皮色は黄緑色の地に明るい赤紫で、よく見ると少し縞模様が入っているようなまだらに色付いています。果皮は薄いですが硬く、果肉と一緒に食べることはできません。果肉は果汁が多く欧州系としては柔らかいです。「赤いマスカット」という別名があるように、華やかなマスカットの香りをもつブドウです。口に含むと甘い果汁が溢れ出て、上品な甘さと爽やかな香りが鼻に抜けていきます。

糖度は極めて高く18~23度で果汁が多くて果肉はやややわらかく、上品なマスカット香があります。

(甲斐路 | ぶどう | 果物の旬や品種のことなら果物手帖 | JA連携!産地直送通販なら産直プライムより引用)

しかし果物ナビさんでは

皮が薄いので皮ごと食べることも可能。(甲斐路 かいじ | ぶどう(葡萄/ブドウ) 品種の特徴 食べ方 選び方より引用)

ともある。実離れが大分悪いことを考えるとそのまま頂いても良いように思われる。

不遇なる『巨峰』の物語

前回の記事で巨峰についてはかなり深掘りした。中々にドラマチックな経緯だったのでその内容をそのまま貼る。

以下自分の記事から引用。

 

巨峰については物心ついたころにはちょとした贅沢品として日常的に存在していたので普通に品種登録されているものだと思っていた。しかし検索すると非常に深く複雑な経緯をたどった葡萄であることがわかったので驚きと共に記録する。

参考ページを要約すると、

  • 巨峰は農学者・大井上康氏が静岡県下大見村(現在の伊豆市)1942年(昭和17年)に岡山県産の《石原早生》と豪州産の《センテニアル》を交配して作り出された《石原センテ》であり、研究所から見える富士山にちなんで「巨峰」と命名された。
  • 「巨峰」は1953年(昭和28年)に種苗登録申請されたが、1957年(昭和32年)に「巨峰」の種苗登録は農林省から拒絶された。理由はざっくりいうと大粒で味は良いが当時の栽培技術では様々な問題が生じたため。
  • 1954年(昭和29年)には「巨峰」の商標出願(ブドウ果実と種苗)がされ、1955年(昭和30年)に『巨峰』の商標が登録された(商標番号第472182号)。
  • 農水省によると「巨峰の名称は農産種苗法による品種登録はされていないが、市場では品種の名称扱いである」とのこと。
  • 登録商標の『巨峰』はぶどうの1品種を示す普通名称であるという判決が出ている。
  • 現在登録商標の『巨峰』は商品名でありながらぶどうの1品種を示す名称として定着している

巨峰、お、お、おまえ、農水省品種登録迅速化総合システムの様々な品種の親品種として何度も名前を上げられており、栽培面積流通量とも相当量であるにもかかわらず、そもそも品種登録を「君は新品種登録に値しないからダメ」と拒絶され、商標としても「もはや普通名称じゃん」という不遇な扱いを受けておったんか! どんな顔で親品種として名前上げてるんすか農水省。

今からでも名誉品種登録できんか。余りにも『巨峰』が不遇過ぎる。

以下は参考ページの引用だが、可能であればリンク先に飛んでこの不遇すぎる物語に触れて頂きたい。

《石原センテ》は農学者・大井上康氏が静岡県下大見村(現在の伊豆市)の大井上理農学研究所で、1942年(昭和17年)に岡山県産の《石原早生》と豪州産の《センテニアル》を交配して作り出した4倍体品種のぶどうです。 大粒で糖度が高いことから、大井上理農学研究所から見える富士山にちなんで「巨峰」と命名されたとされています。
 大井上康氏は1952年(昭和27年)に亡くなりましたが、後継者によって1953年(昭和28年)に「巨峰」が種苗登録申請されています。
 さらに1954年(昭和29年)には「巨峰」の商標出願(ブドウ果実と種苗)がされ、1955年(昭和30年)に『巨峰』の商標が登録されました(商標番号第472182号)。
 しかし1957年(昭和32年)に「巨峰」の種苗登録は農林省から拒絶されています。 拒絶の理由は「大粒種で果実の品質はよいが花振いのひどいことが多く、かつ、果粒の着色不揃、脱粒し易く輸送力や店持ちが悪い等の欠点がある」という内容でした。 実際、開花したままで生育すると30センチ以上に伸びて粒がまばらな房になり、糖度は低く色も薄いことから新品種に値しないと判断されたようです。

 現在は一房を30粒から35粒程度に調整することで重さが400gから450gになり、着房数も制限することによって、糖度が高く濃紫色の立派な『巨峰』が作られています。

(中略)

 裁判の過程で農水省の役人が「巨峰の名称は農産種苗法による品種登録はされていないが、市場では品種の名称扱いである」と証言し、裁判官が「巨峰というぶどうの品種名は何ですか」と原告に聞いたそうです。 結局『巨峰』は登録商標ではあるが、消費者は《デラウェア》のような品種の名称と思っており普通名称化しているということになり、中野市農業協同組合と塩田町農業協同組合に対する訴えが取り下げられ、長野県経済連と日本巨峰会の間で和解が成立しました。

(『巨峰』のはなしより引用)

こちらにもぜひアクセスしていただきたい。巨峰の商標登録をしている事業者である。巨峰を継いだ方々から見た経緯を読むことができる。

株式会社日本巨峰会

色彩測定アプリ

色については色彩ヘルパーというアプリで計測している。

色彩ヘルパー

色彩ヘルパー

  • Replicant Software
  • ユーティリティ
  • 無料

apps.apple.com

葡萄の皮むき器

下村工業の大傑作葡萄の皮むき器をもってしても甲斐路は綺麗に剥ききれない品種であった。自分はもともと不器用なこともありこの皮むき器を手に入れてからは端から手で葡萄の皮をむくことを諦めているが、さて、皮むき器なしだとどれほどの歩留まりで甲斐路の果肉にたどりつけるのであろうか…...。

【目白散歩覚書】happy〜みんなのkitchen〜、学習院ミュージアム「ようこそ! 華麗なる宮中晩餐会の世界へ」、切手の博物館、志むらの九十九餅【2026年10月2日】

学習院ミュージアムで2026年9月26日-11月21に開催の「ようこそ! 華麗なる宮中晩餐会の世界へ」を拝観しに目白に参った。

拝観前にサザンなお店happy〜みんなのkitchen〜でランチを頂いたり、拝観後に切手博物館で切手原画をモチーフにした葉書を出したり、和菓子屋さん志むらの九十九餅をお土産にしたりと目白を堪能したので備忘のため記録する。

happy〜みんなのkitchen〜

こちらはラインの公式アカウントのプロフィールによると平成21年(2009)5月27日開業、目白駅から学習院の横を通ってまっすぐ進み千歳橋の手前の角にあるとても雰囲気の良い店である。

happy〜みんなのkitchen〜 外観

なぜかあだち充のタッチを彷彿とさせる懐かしい雰囲気の店内。

happy〜みんなのkitchen〜 店内

壁には藤沢とおる先生によるGTOの鬼塚サインが!

happy〜みんなのkitchen〜 藤沢とおる先生の鬼塚サイン

ネットに「サザン推しの店」「サザンの名曲が流れる店」とある通り、サザングッズとサザンの名曲に満たされている店であった。

メニュー

happy〜みんなのkitchen〜

売り切れているのはおそらくチキンカレーとステーキランチあたりでもあろうか。見ての通りお財布に優しいお値段設定である。私はこの中から海老フライ2本カニクリームコロッケ1個のランチをお願いした。何しろこちら

有名ホテルで15年間腕を振るった店主・白根修さんが妻の真美さんと2人で営んでおり(

ファンの店 第1回 サザンオールスターズ応援団の夫婦が営む洋食店 | JOYSOUND 音楽ニュースより引用)

というから期待はいや増す。

嘘です料理の写真見て絶対この店美味いだろって思って選びました。記事を書くために調べて初めて有名ホテルのシェフが店長ということを知って「マジか! 美味いはずだよ! 」となりました。ごめんなさい。

閑話休題。

海老フライ2本カニクリームコロッケ1個のランチ

スープ

最初にスープが供される。

happy〜みんなのkitchen〜 スープ

これがものすごく濃くて美味しい。なんというか、洋食屋で最初に供されるこの類のブイヨン的なスープというのはいい意味でも悪い意味でも味に奥行きがない印象がある。所謂サイコロ状のブイヨンを溶かして野菜をちょいと煮てパセリでも振ってお出しします、という体のものが多い。

これは違う。鹹味が強いというのではない。旨味が濃く膨らみと奥行きがある。野菜はおそらく玉ねぎとキャベツ辺りが少量入っているが底に非常に繊細に流し入れられた細い細い溶き卵が揺蕩うている。

海老フライとカニクリームコロッケ

happy〜みんなのkitchen〜 海老フライ2本カニクリームコロッケ1個のランチ

盛り付けが素晴らしく美しい。ホテルで供される一皿である。凛としたエビフライ、一分の隙も無いカニクリームコロッケ。

海老フライからいこう。

と言って特筆すべきところはない。海老の鮮度はよく、揚げ加減も上等、つまり完璧すぎて語ることがないのである。なんかもう、美しくて美味しいものを頂いた、という過不足のない感想しか出てこないのである。

カニクリームコロッケ。

こちらも滑らかでクリーミーで風味が殊の外良い。揚げ加減もエビフライ同様上等。正当な洋食屋とホテルの狭間のカニクリームコロッケである。

サラダにかかっているのは玉ねぎのすりおろしの入った醤油ベースのドレッシングであった。

タルタルソース。

これが面白い。

マヨネーズベースに酸味と甘味を調整したところにピクルスと賽の目に切った茹でたジャガイモが入っている。そしてどうもソースそのものにも潰したジャガイモが混ぜられているような気がする。これにより、調味料とポテトサラダの狭間のような、かけても食べても美味しく、かつあまり油じみていないタルタルソースに仕上がっている。調味料にしては量も多く、おまけの副菜のようで幸せになった。

ライスはお皿で供される。これも元ホテルシェフの矜持または習いを伺わせてとても心地よい。

近所にあったらメチャメチャ通うだろうな…。

学習院へ

こよなく満足しながら改めて学習院へ向かう。その途にちょっと変わった表面処理を施した石垣があった。

学習院の石垣

学習院の石垣

この処理が施されていたのは店から学習院に向かうすぐのところの石垣のみであった。わざわざこのような表面処理をしたのか、それとももともとこのような処理をされていた石をどこかから運んできたのか。いずれにしても面白い。

目白警察署

そして矢鱈立派な警察署が学習院の向かいに控えている。備えよ常に!

学習院校門

愈々学習院である。守衛さんに「美術展を見に参りました! 」とハキハキ伝えたところ、左手にある真っ直ぐな道を進むよう案内される。

学習院 旧史料館

何やらいい感じの建物があると思ったら旧史料館であった。

学習院とは

さて、私はこれまで学習院と名のつくことものに一度も関わったことがない。

そもそも学習院とはなんであるか。

常設展の解説板によると

  • 弘化4年(1847)、京都御所前に公家やその子弟のために教育機関が設立された
  • 嘉永2年(1849)、黒船来航の4年前、孝明天皇から学習院との名称を賜るが明治維新の後一旦閉校
  • 明治2年(1869)、版籍奉還と共に公家や大名が華族となる
  • 明治4年(1871)、明治天皇から華族に「智ヲ開キ、才ヲ研ク」よう勅諭が出され、華族会館を創設、子女のための学校を創設した
  • 明治10(1877)年の開校式の際、天皇から改めて学習院の校名を賜った

という流れのようだ。

案外紆余曲折があったものである。

更には大正15年(1926年)公布、昭和22年(1947)5月2日廃止の皇族就学令では

皇族男女は、満六歳より満二十歳までの学齢において、学習院または女子学習院での教育を受けることとされている。これより、皇族の子弟は、学習院初等科より高等科または女子学習院までの教育が保障されることとなる。(皇族就学令 - Wikipediaより引用)

と、皇族の就学先としての定めもあったようである。そりゃあ警察署も目の前にあるわけだ。

というわけで時代が異なればおそらく立ち入ることすら許されなかったであろうところにはきはきとした挨拶のみで立ち入れるようになったとはなかなかに感慨深い。

霞会館記念学習院ミュージアムとは

さて、霞開館記念学習院ミュージアムの前身は、昭和50年(1975)に開館した、先ほど写真を掲載した古びた木造の史料館である。現在の霞開館記念学習院ミュージアムは、令和7年(2025)3月に、モダニズム建築の巨匠・前川國男設計の旧大学図書館を展示施設用にリノベーションし博物館としたものである。(施設概要 – 学習院ミュージアムより要約)。

施設概要には

装束、ドレス、ボンボニエールなど近代から現代に至る皇室・華族家の史料・美術工芸品、公家・大名家をはじめ村の名主家などの古文書、白樺派や作家・辻邦生といった学習院関係者の資料、唐三彩俑、二月堂焼経など学習院での教育、教材として用いられた美術品や標本ほか約15万件を収蔵しています。

と恐ろしいことが書いてある。そんなに収蔵品があるのだったら大層な規模の博物館なのではないかと不安になり平米を調べたところ、

ミュージアムには、企画展などを開催する「特別展示室」(約170平米)と、学習院の歴史を紹介する「常設展示室」(約70平米)を設置。(新装した「霞会館記念学習院ミュージアム」 皇族や華族の史料25万点、特別展も開催 現着しました! - 産経ニュース)

思ったより狭い。

あと施設概要では15万点だった資料点数が25万点に増えている理由はよくわからん。

因みに木造だった頃は展示スペースは88平米しかなかった模様。更に狭いわ。(参考:前川國男が設計した大学図書館を〈霞会館記念学習院ミュージアム〉に再生! リニューアルオープン記念展 学習院コレクション「華族文化 美の玉手箱 芸術と伝統文化のパトロネージュ」3/14より開催 [内覧会Report] - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア)

特別展「ようこそ! 華麗なる宮中晩餐会の世界へ」

こちらの特別展は

令和8年(2026)9月26日[土]ー11月21日[土]

開催の、平安時代からの節会大饗を西洋式の賓客もてなしのプロトコルに大変革したその奮闘とそれにまつわる文物についての展覧会である。

入館は無料。

ミュージアムトークなどイベントも盛りだくさんなので休館日のチェック含め詳細は下記リンクをご確認いただきたい。

www.museum.univ.gakushuin.ac.jp

なお、食器の凄まじい絵付けの技術を堪能するためには単眼鏡が必須である。お持ちの方はお忘れなきよう。

そもそもなぜ宮中晩餐会が必要になったか

明治2年(1869)7月25日に英国女王ヴィクトリア公第二皇子エディンバラ公アルフレッドが訪日の際、浜離宮の延遼館で八百善を取り寄せて食事でおもてなししたところ、西欧流のおもてなしのプロトコルに沿っていないとの叱られが発生したので慌てて洋式を導入することになった模様。気持ちはわかるが無茶言うな。

明治5年には礼服を洋装にし、明治6年には西五辻文仲という奈良華族の宮内官が既に洋食を召しあがったことのある明治天皇に西洋料理の食べ方をみんなで学ぼうついては君がまず学んで来いと言われ精養軒で片っ端から西洋料理特に明治天皇が好きな軟らかいものをよく食べ喫食のマナーを身に着けたうえで宮中でマナーの稽古をつけたらしい。大命大変である。

明治7年に赤坂仮御所を設け、宴会の儀、茶会の儀を行うようになったとのことである。

外圧ー。

展示品

展示目録によると総展示数は88点となっているが、このうちイブニングドレスは展示替えがあるので実際に観覧できるのは80点ちょっととなる。

主な展示品は、大正大礼大餐二日目晩餐会メニュー再現レプリカ、メニュー表、食器類、賓客への招待状、写真、ボンボニエール、そして彬子女王殿下ご着用のドレスとなる。

展示品は昭和戦前期に日本陶器合名会社が制作した金彩梅文様食器以外は撮影禁止であったので他の写真はない。こちら日本陶器が開発した腐食を使う金腐らしという技法で作られたものだそうだ。

金彩梅文様食器

見ごたえがあったもの

久保田一竹による彬子女王殿下ご着用のイブニングドレス

こちらネックラインとスリーブラインが非常に上品で、ボディスには淡水真珠とビーズを縫い付けてあり、スカートは模様を織り出した絹の布を丁寧に接ぎ合わせた非常に端正且つ美しいものであった。朝見の儀では白地に金通し銀遠しの光沢のある生地を用いた礼服を着用することとなっているようで、タスクとしての礼装は庶民がドレス着てみてみたーいとか言うのとはわけがちがうだろうと改めて襟を正すことになった。きっちりお仕立てと見えるから体型管理も大変そうだ。

御旗御紋食器シリーズ

よく「錦の御旗」と慣用的に用いる例の御旗が紋様の一部に採用されている食器である。具体的には菊花の御紋を囲むように錦の御旗が配されている。余り作例がないらしい。1875年のミントン社製、1880年-1897年の精磁会社製、1897年以降辻製のものが展示されていた。

明治22年(1889)大日本帝国憲法発布式宮中晩餐会献立

面白かったので献立をメモしてきた。

片剥蠣 レモン/泥亀羹/洋酒蒸魚 注汁・馬鈴薯/烹込牛肉 松露菌/烹物鶉 野蔬菜 薄切牛肉 豌豆/凝汁寄鴈肉/ポンシュ/蒸炙七面鳥 サラド/アスペルジュ 注汁/シャルロット マカロン/アナナ氷菓子

→泥亀はすっぽん、松露菌はトリュフ、アスペルジュはアスパラガス、シャルロットはなんかぐるりを丸っこい焼き菓子で囲んだケーキ、アナナはパイナップル。ポンシュ、これだけは調べてもケーキに塗るシロップしか出て来なくてわからん。

因みにこの時のメニューの一部は2022年の歴史探偵で八芳園統括料理長新田周平氏が再現している。

note.com

俵型鼠文ボンボニエール

大日本帝国憲法発布式宮中晩餐会のお土産。つまり日本で最初のボンボニエール。ボンボニエールとは平たく言うとちょっとしたお菓子を入れる手のひらサイズの器。その後晩餐会のお土産として本採用された。主に銀製で細工が非常に巧みで記念品として大変羨ましい品である。

皇室の慶事に作られ配られてきた菓子器の「ボンボニエール」は欧州発祥だが、趣向を凝らした作品が作られるようになったのは明治期の日本だった。同館学芸員の長佐古美奈子さんは、「廃刀令で職をなくした刀職人に作らせたため、手の込んだ作品が作られるようになった」と説明する。(新装した「霞会館記念学習院ミュージアム」 皇族や華族の史料25万点、特別展も開催 現着しました! - 産経ニュースより引用)

刀鍛冶と言わないのはなぜか気になるが、刀職人は銘を彫ったりするから細工物が得意ということだろうか。目貫なんかはボンボニエールと極めて近しい技術を求められそうだがあれは金工師の仕事だしなぁ。

全ての食器

全ての絵付けが素晴らしく細かくて美しい。単眼鏡大活躍。そのうちでも

色絵金彩法王文煎茶碗皿 幹山伝七

が殊の外素晴らしかった。鳳凰の羽根の縁は金でがかれているのに羽の色は七色且つにじませて描いているのである。大変美しいのだが単眼鏡がないとよう見えん。

明治期の三宅晩餐会テーブルコーディネート(有栖川三宅・高松三宅正餐食器群・金彩瓔珞文食器)

食器類が美しいのは言わずもがなであるが、熊さんがなんか笊状のものをしょってたり掲げていたり猿らしきが輪を掲げていたりする何に使うのかわからない銀器、そして何よりカトラリー類のでかさに圧倒された。サービス用のカトラリーがでかいことは想定の範囲内だがそれでもやはり狼狽える程でかく、更にテーブルスプーンがマジででかい。日本でカレーなどを頂くときに使うのはデザートスプーンなのである。以前デザートを頂くときのカトラリーを探していてデザートスプーンがアイスクリームなどを頂くときのスプーンだと勘違いして購入したらカレーサイズのが届いて吃驚したことがある。日本でアイスクリームなぞを頂くカトラリーはコーヒースプーンだったのだ。買う前にサイズを確認しろ? その通りですねすみません。

なお展覧会のアンケートに答えるとこのコーディネートに用いられた食器の絵葉書を頂ける。そしてこの絵葉書に洋食器は仁和寺が所有していることが記載されており驚愕した。そうなんだ…...。

特別展所感

天皇家というのは文化保存の担い手の最大手であると思っている。天皇家がなければ継承されなかった儀礼技術は少なくないだろう。そして宮中御用の食器は日本の技術と美意識の結晶である。今回の展覧会で観たかったものは、数量と品質、両方の要請にこたえた、当時の日本の技術の一つの到達点としての、華麗且つ精緻な食器類であった。しかしながら実際に行ってみたら、晩餐会が外圧による要請にこたえるという、かなりキチィ経緯を何とか乗り越えた結果のイベントだったということがわかり、外交って大変だよなぁと思いました(小並感)。

常設展

学習館の成り立ちについては先に述べた通りなのでここでは気になった展示だけ。

乃木大将の愛馬壽号の子乃木号の骨格標本

乃木大将の愛馬壽号の子乃木号の骨格標本
学習院女子初等科制服

学習院女子初等科制服
迪宮裕仁親王着用学習院正服

迪宮裕仁親王着用学習院正服

皆様ご存じ昭和天皇の正服。

学習院では、学生間の見た目による経済格差を解消するために、明治12年(1879)に日本で初めて学校制服を導入した。(解説板より引用)

とにかくこじんまりとした展示室で、制服ですらミニチュアで展示しなくてはならないと学芸員の方が嘆いておられたのが印象的であった。(参考:「小さくともきらりと光るミュージアム」を目指して―霞会館記念学習院ミュージアム―|学習院大学)

さて、一通り堪能したので次は切手の博物館に参る。

切手の博物館

切手の博物館は、世界的に著名な切手収集家・水原明窓が私財を投じ設立した財団が運営する切手専門の博物館である。

入場料は子ども100円大人200円。

1階入り口右手には有料の企画展示室とお土産販売所、左手には無料の外国切手やコレクター向け商品販売所に加え2つの切手販売店のテナントがある。2階には切手に係る資料の図書室と博物館の創設者水原明窓の書斎を再現したコーナーがある。

kitte-museum.jp

展示の撮影は禁止なのでこちらも写真はない。

ウメヅポスト

しっとりした住宅街に突然のグワシ。このポストが切手博物館の目印である。

「帆船がゆく!」展

2026年10月1日(木)ー2026年12月27日(日)まで開催中の「帆船がゆく!」展。

受付で虫メガネと200円のデポジットシステムのライトを借りて照らしながら細部をよく見ると大変楽しい。

今回の展示では、古代ギリシャの帆船、西洋史的に未開とされた地の帆船、大航海時代の帆船、海戦時代の帆船、海賊の帆船、大航海時代の帆船、日本の浮世絵の帆船、物語の中の帆船、現代の働く帆船などの切手を見ることができる。

冒険家の帆船に航路が描かれているのが面白かった。また黒ひげが髭に導火線を編み込んでいたことをここの展示の解説板で初めて知った。黒ひげだけでなく女海賊ボニーの切手もあった。

テーマで展示していただくと、小さい面積でいかに意匠を表すかという創意工夫を比較出来て非常に面白い。

kitte-museum.jp

世界最初の切手ペニー・ブラック、日本最初の切手龍文切手

博物館2階のショウケースに、使用済みのペニー・ブラックと、未使用の竜文切手が展示されている。

ペニー・ブラックと言えば1840年にイギリスで発行された世界最初の切手、龍文切手は1871年(明治4年)4月20日に日本で最初に発行された切手である。

まだ切り取り線がなかったころの切手である。

こちらは単眼鏡で覗き込むように見てほしい。ペニーブラックの実物を細密に検分する機会などあまりないだろう。

www.postalmuseum.jp

切手の博物館開館30周年記念イベント・秋

なんと訪問日が丁度切手の博物館開館30周年に当たっており、切手原画のポストカード120円(10/1-10までは記念価格で100円)と30周年記念の切手(額面85円だが1枚100円)が販売されていた。

博物館に備え付けてあるポストに投函すると、10月10日に集荷し限定小型印を押してもらえるという。

珍しいので母と自分に当てて葉書を出すことにした。

なお30周年記念切手は1人5枚までの購入となっている。

切手原画のポストカード、30周年記念切手

切手の博物館開館30周年引受押印用特設ポスト

こういうイベントに偶々出会えるととてもうれしいものだ。

kitte-museum.jp

スタンプフレーム

無料の商品販売所で発売されたばかりの海外切手類を眺めていたら、切手用の小さな額縁を見つけた。

スタンプフレーム ミニミニ 520円

かねてから切手は世界で最も小さくてお安く購入できるアートだと思っていた。あるだろうあるだろうと思っていたが、なかなか見つけられなかった切手用の額縁にようよう出会うことができた。このミニミニサイズは1つ520円。ほかにもいくつかサイズがある。切手の博物館に行かずとも下記通販でも購入可能なのでご関心をお持ちの方は覗いてみるとよろしい。

www.yushu.co.jp

案内板

館内の案内板が切手型で大変かわいらしかったので写真を撮った。

切手の博物館 公衆電話とロッカー案内板

切手の博物館 バリアフリートイレ案内板

切手の博物館 トイレ案内板

切手の博物館 男性トイレ案内板

切手の博物館 女性トイレ案内板

これらのしゃれた案内板や館内に散在するブリキの像などの作者が誰であるかを調べようとしたが不明。とても素敵ですありがとう。

澄江動物群の化石切手

さて、企画展示室のすみっこに、「紫外線で照らすと地図が見える」という切手が展示されていた。モチーフはなんとみんな大好き中国のカンブリア紀の生物の化石である。紫外線照射の斬新さ、何よりカンブリア紀の化石モチーフというところで、ちくそうこの切手が売っておればいいのになと思いながらお土産コーナーをうろついていたら。

あった。

嘘だろ神様ちょっとあなた私に優しすぎやしませんかね? もうすぐ死ぬの? それとも日常生活が不憫だからたまにはええこと授けたろの精神? いやでもそこまで不憫な暮らししてませんよ? そしたらやっぱりもうすぐ死ぬの?

閑話休題。

というわけで、カンブリア紀の澄江動物群化石モチーフ切手の初日カバー三点セットですヒャッホーイ!

なお生物の解説は日本語解説がないものもあったことからGoogleのAI概要を引用しているため正確でない可能性があるがご容赦いただきたい。

延長撫仙湖虫(日本語では一般にフキシャンフィア・プロテンサまたはフシアンフイア)

延長撫仙湖虫 Fuxianhuia protensa

延長撫仙湖虫 Fuxianhuia protensa

延長撫仙湖虫 Fuxianhuia protensa

延長撫仙湖虫 Fuxianhuia protensa (日本語では一般にフキシャンフィア・プロテンサまたはフシアンフイア)と呼ばれる、約5億年前のカンブリア紀に生息していた原始的な海生節足動物です。中国雲南省の澄江(チェンジャン)動物群を代表する生物の一つとして知られています。

ja.wikipedia.org

環飾蠕虫(クリココスミア、学名:Cricocosmia)、吸盤古宿虫(Inquicus fellatus)

環飾蠕虫(クリココスミア、学名:Cricocosmia)、吸盤古宿虫(Inquicus fellatus)

環飾蠕虫(クリココスミア、学名:Cricocosmia)、吸盤古宿虫(Inquicus fellatus)

環飾蠕虫(クリココスミア、学名:Cricocosmia)、吸盤古宿虫(Inquicus fellatus)

環飾蠕虫(クリココスミア、学名:Cricocosmia)は、約5億1,800万年前のカンブリア紀前期に生息していた、細長く円柱状の原始的な海生動物(古蠕虫類)です。

ja.wikipedia.org

吸盤古宿虫(きゅうばんこじゅくちゅう)とは、約5億2000万年前の古生代カンブリア紀に生息していた、営寄生性(または偏利共生性)の古代の虫型動物です。学名は「Inquicus fellatus(インクイクス・フェラツス)」と言います。

en.wikipedia.org

環飾蠕虫にランダムに吸いついてるのが吸盤古宿虫ということのようだ。寄生されてる化石か! サイコーに面白いぜ!

中華微網虫(ちゅうかびもうちゅう、学名:Microdictyon sinicum)

中華微網虫(ちゅうかびもうちゅう、学名:Microdictyon sinicum)

中華微網虫(ちゅうかびもうちゅう、学名:Microdictyon sinicum)

中華微網虫(ちゅうかびもうちゅう、学名:Microdictyon sinicum)

中華微網虫(ちゅうかびもうちゅう、学名:Microdictyon sinicum)は、約5億3,000万年前のカンブリア紀早期に生息していた、すでに絶滅した葉足動物(ようそくどうぶつ)の一種です。中国の雲南省にある「澄江(チェンジャン)生物群」の化石として発見されました。

ja.wikipedia.org

個人的にはこちらが一番うれしかった。ハルキゲニアのお仲間ですやん!

3枚セットでお代は670円。

安ない? と思ったら切手額面の1.2元は今のレートで大体28円。

いや、それでも安ない?

初日カバーぞ?

キラキラ加工の封筒に特別消印押印ぞ?

記念切手発行時の記事は下記参照。

j.people.com.cn

というわけで、学習院ミュージアムの後時間が余ったら行くかぁ程度の切手の博物館が200円という入館料にはとても見合わないほどの充実ぶりで大変有難かったのであった。

志むら

九十九餅

目白 志むら 九十九餅 3個入り 540円

目白 志むら 九十九餅

譬えるならば豆入りの、清潔に甘くものすごくやわやわな安倍川餅である。黄な粉のくちどけが実に香ばしく且つ心地よい。散在するほっくりとし炊かれたとら豆が単調な印象を回避している。物凄く好みの和菓子である。ところでこの手の黄な粉まみれやわやわの和菓子を菓子切りで上手に頂く方法を知っている人はおらぬか! 粉は撒くわ餅は項垂れるわでまともに頂けたためしがない! 茶道の人はどないしてはるんですかね。

店頭では1つ180円で販売しており日持ちは3日。2個ずつ包装したものは1つ400円で日持ちが5日。原材料では、グラニュー糖、水あめ、白玉粉、とら豆、卵、黄な粉となっている。やわやわは水あめかー。

shimurakashi.base.shop

〆

happy〜みんなのkitchen〜では姿勢のよい洋食を頂き、学習院では技術が到達しうる美の粋を味わうつもりが外圧のせちがらさに圧倒され、切手の博物館では30周年のタイミングで久しぶりに葉書を出し、またみんな大好きカンブリア紀の化石の切手という全く想定外の品物を購入することができた。午前中に用事を済ませてからだったので時間が足りなかったが、他にも色々見どころを見つけてあるので、高級住宅街という印象にひるまず、また目白を散歩してみようと思う。

【一週間のほぼ自炊ごはんログ】玉ねぎとブナシメジの甘酢サラダ、甘長唐辛子と舞茸のおかか和え、白茄子とエリンギのオリーブオイル炒め【副菜レシピ付き】

野菜2種とキノコ1種を使ったお惣菜3種のレシピです。カルシウム・鉄分摂取、低塩・低脂肪・低糖留意中。勤務日はあすけん90点台キープ中。なおしゅうまつはしょくせいかつをみだします。

大田市場を擁する蒲田の八百屋と大船の魚屋八百屋で旬の底値野菜と魚を吟味して購入し週末に即興で献立を組んでいます。調理例として参考になれば幸いです。

副菜

玉ねぎと人参とブナシメジの甘酢サラダ(朝食用)

玉ねぎと人参とブナシメジの甘酢サラダ(朝食用)
材料

玉ねぎ、人参、ブナシメジ

調味料

塩、きび砂糖または砂糖、米酢

つくりかた
  1. スライスした玉ねぎをざるに入れ水に浸け辛みを抜く。という技法が間違っていたことに気づき途中で引きあげてサーキュレーターで風をあてた。
  2. 繊切にした人参をきび砂糖で和える。
  3. 石突を落としばらしたブナシメジと塩とオリーブオイルを炒め鍋に入れ中火で炒めて下味をつける。ブナシメジがてりてりになって旨味汁がにじみ出るまで炒めると全体に旨味が及び美味くなるはずだったがそうはならなかった。
  4. 辛みの抜けた玉ねぎの水けを良く切って米酢で和える。
  5. 玉ねぎと人参を炒め鍋に入れよく混ぜた後酢と塩と砂糖で調味する。

一つ目の失敗は水に晒したこと。現在大変諸々の野菜が高いので玉ねぎを積極導入するであろう。昨今は玉ねぎの辛み抜きは空気晒し法が主流のようなので今後は空気にさらすこととする。二つ目の失敗はブナシメジの旨味を過信しすぎたこと。炒めた後味見した際は十分な旨味をはらんでいたのだが玉ねぎ人参と和えると旨味が失われ歯ごたえの頼りない悲しい物体となり果ててしまった。玉ねぎ人参に負けない強い子実体が必要な模様。……キクラゲとか?

なお、いくつかの改善点はあれど総菜としては問題なくいただけたことを付言しておく。

甘長唐辛子と糸蒟蒻と舞茸のおかか和え黒七味風味(弁当用)

甘長唐辛子と糸蒟蒻と舞茸のおかか和え黒七味風味(弁当用)
材料

甘長唐辛子、舞茸、糸蒟蒻

調味料

ヒガシマル薄口醤油、チョーコー超特選むらさき、にんべんの鰹節粉、黒七味

つくりかた
  1. ざく切りにした糸蒟蒻を沸騰した湯で湯掻いて灰汁を抜く。
  2. ばらした舞茸と糸蒟蒻とヒガシマル薄口しょうゆを炒め鍋に入れ弱火でじっくり炒めて下味をつける。
  3. 斜め切りにした甘長唐辛子とチョーコー超特選むらさきを炒め鍋に入れ更に炒める。
  4. 甘長唐辛子にジューシー感が残っている段階で火を止めにんべんのかつお節粉を一袋と黒七味をお好みの量入れる。

甘長唐辛子がこれほどうまいものであると知っていたらもう少し早い時期から買っていただろう。甘いと言ったってどうしたって唐辛子なんだからししとうのように辛さでだまし討ちしてくる個体があるんだろうと思っていた。しかし好奇心に負けて購入し調理してみたところ、確かに辛い個体はいるがしし唐程の端から殺しにかかるような喧嘩腰ではなく、関西弁の慣用句「奥歯ガタガタいわしたろか」の「ガタガタ言わしたろか」ぐらいの辛さでむしろそれはそれで個性だなと思える程度のものであった。本来甘長唐辛子は爆発回避のために包丁を入れたり穴をあける程度で調味するもののようだがこちらは全長15cmだったので斜め切りとした。あと正直かつお節粉一袋が非常識な分量なのはわかっている。しかしこのくらい入れると汁気も根こそぎなくなり弁当用に好適となるし何よりうまいのだ。

白茄子とアスパラガスとエリンギのオリーブオイル炒め

白茄子とアスパラガスとエリンギのオリーブオイル炒め
材料

白茄子、アスパラガス、エリンギ

調味料

オリーブオイル、塩

つくりかた
  1. 細く裂いた後一口大に切ったエリンギとオリーブオイルと塩を炒め鍋に入れ弱火で旨味汁が出るまでじっくり炒める。
  2. 皮をむきお気持ち角切りにした白茄子を炒め鍋に入れ蓋をして弱火でじっくり蒸す。3分毎くらいに見に行くとよろしい。
  3. 白茄子がとろとろになったら硬い部分を折り取り2-3cmの長さに切ったアスパラガスを入れざっくり混ぜたら再び蓋をして中火で蒸す。
  4. アスパラガスが歯ごたえを残した柔らかさになったら塩とオリーブオイルで調味する。このとき塩は極力控え白茄子の淡麗を堪能していただきたい。

白茄子はだし道楽でトロトロになるまで炊いてその滑らかさを堪能するんじゃなかったのかい? ええ? アスパラガスが余っていたので洋風優先となったのである。別にアスパラガスはどうしてもだし道楽に会わないというわけではない。ただオリーブオイルで行ってもいいかなと思ってぇ…。勿論大変美味しく仕上がった。

思えばだし道楽だとどうしてもあごだしの強力な旨味が先に立つ。しかしオリーブオイルと塩であればオリーブオイルの植物由来のこくが白茄子の繊細な淡麗を邪魔せず秋らしい味わいに仕上がるのである。

汁物

キャベツと薩摩芋と榎茸とレンズ豆のスキムミルク入り味噌汁

  1. ざく切りにしたキャベツ、銀杏切りにした薩摩芋、石突を落として半分に切った榎茸、洗ったレンズ豆と水を圧力鍋に入れ低圧にセットして沸騰したら4分。
  2. 圧が下がったら味噌を入れ、60度以下になったらスキムミルクを入れる。

スキムミルクは60度以下だと確実に溶ける。冷蔵庫に入れてても溶ける。なんだか知らんがすごい技術だ!

弁当用

塩こうじ京風だしの素酸菜風味

nekohannryourityou.hatenablog.com

主菜

ロピアのやっすい牛肩ロースガーリックステーキ金春本館にんにくだれ

涼しくなったのでようよう金春本館に行き水餃子とにんにくだれを手に入れた。暫くは安泰である。

ロピアの豚ロースかぶりスタミナ源の塩だれやき

チャッピーが脅すから肉を少量にしたら運動量が多すぎてカロリーが足りんことが判明した。冷凍単位をちょっと増やすか……。美味しいし……。

冷凍庫の奥まったところで忘れられていたクロムツの煮つけ

こりゃあもうだめかもわからんね、でもやはり命はきちんと頂こうね、という気持ちでおろし生姜マシマシで煮つけにした。冷凍していた下ろし新生姜をそのまま入れたところ調理後にも形を保っており、美味い煮汁を十分に吸った生姜をちまちま身にのせて頂いたら目が覚める程美味く、のせなかったら肩を落とすような味となった。今後煮つけの際は積極的に冷凍おろし生姜を冷凍のまま採用しようと思う。

ニギスの干物

4尾を焼いた。ネットで調べたところ頭から骨ごと行けると書いてあったがいやいや無理だろと思っていた。じっくり焼いて頭から頂いたところ頭の骨や背骨が大分硬かったがギリ行けた。そしてたぶん骨をとったら歩留まりがよろしくない。今後も頭ごとバリバリ行く所存。

金春本館の水餃子

以前より小ぶりになったような気がするが気のせいかも知れない。以前は餃子目当てで行っていたが今はにんにくだれ目当てで行っている。人生どこでどうなるかわからないものだ。

OKストアのパエリア

パエリヤづくりが得意な方がOKのパエリヤは侮れないと言っていたのでつい買ってしまった。期待を裏切らず相当美味しい。スペイン料理屋のランチで提供されるパエリヤ程度の美味さである。勿論具材が鶏肉であったりライスには玉ねぎが入っていなかったりなどの不足はある。しかしズッキーニとパプリカで彩を出し、鶏肉はローストと書いてあるが大変柔らかくそれでいて香ばしく上手に調理されており、何よりライスの味わいがとてもよい。熱量531kcal、蛋白質22.2gというのも優秀だ。これが430円というのは脅威である。

パックのままだと物寂しいので器に移してある。

OKストアのパエリア

いつもの酒場の美味しいごはん

果物

バナナ

甲斐路

プルーン

出身が長野の方から実家の隣の方の果樹園でとれたというプルーンをお裾分け頂いた。これが非常に甘くこくがある。これまでプルーンは酸味こそないが味が薄く砂糖と紅茶葉で煮てやらないとつぶしが効かないものだと思っていたが丁寧に作り樹上で熟成させたプルーンはこれほどうまいのだという知見を得た。

巨峰

これも同じ方からの到来もののお裾分け。脳髄を糖分で殴りつけられるほど美味い。一瞬(これを基準に葡萄食べ比べ記事を書き直すべきではないか? )と思ったが考えてみたらこんな上質を手に入れられるのは限られた人なので私含む民草が手に入れられる八百屋スーパー基準で記事を書くがよかろうと思い直したのでこのままの路線でいく。しかし上等の極限を知ることができたのはいい経験であった。

使った道具・調味料

少々匙 

減塩は計量単位から。

ヒガシマル醤油 うすくちしょうゆ

旨味がよく色が浅くて使い勝手が良い。

チョーコー 超特選むらさき

とはいってもなんというか濃さと深みが欲しくてこちらに登壇してもらうこともある。

よつ葉 北海道スキムミルク

高蛋白、高カルシウム、無脂肪。サイコーじゃぁないですか…。

三種のつゆでつくる簡単マロニー鍋のご紹介

シルバーウィークに惣菜作るのめんどくなったので今週のお惣菜記事はない。代わりに夕食として作り続けた簡単マロニー鍋の作り方を記録する。

材料

大根、人参、葱、榎茸、鶏もも肉、マロニーちゃん

調味料

和風

だし道楽、塩、柚子胡椒

麻辣湯風

味覇、塩、麻辣醤、クミン

生姜風味

味覇、ナンプラー、下ろし生姜

作り方

  1. 短冊に切った人参と大根、斜め切りにした葱、石突を落として半分に切った榎茸、全ての材料が被るほどの水、調味料を小鍋に入れ人参と大根が軟らかくなるまで煮る。
  2. 一口大に切った鶏もも肉を入れる。
  3. 鶏もも肉の表面の色が白くなったらマロニーちゃんを入れて5分煮る。

マロニーちゃんがいい塩梅につゆを吸い尽くしてくれるので綺麗に食べきれる鍋である。もうずっとこれでいいかって思うくらい美味かったんだけどやっぱり一日に多くの食材を頂きたいので平時は真面目に作る所存。

蒲田の你好の割包が安いわりに妙に満足度の高い角煮バーガーだったので記録する。

シルバーウィークに惣菜作るのめんどくなったので今週のお惣菜記事はない。代わりに夕食として採用したグランデュオ蒲田西口1階の你好の割包が安いわりに妙に満足度の高い角煮バーガーだったので記録する。

角煮バーガー割包

先ずはこちらをご覧いただきたい。

蒲田 你好 割包

なんかみちみちである。自分は蒲田駅近勤務であり你好の前もよく通るが販売品のチェックは怠りがちであった。しかしこの風体にはそそられるものがあった。

しかも具材に

豚バラ角煮

高菜

とある。

これはつまりいわゆる長崎あたりの角煮バーガーというやつじゃないかね?

しかしでかい。食べきれるか。一応1個売りがないか聞いてみたが2個とのこと。まぁ

540円

である。わがまま言うまい。

展開

さて、具材と大きさがわかるよう横に30センチ定規を置いて展開してみたのがこちらの写真である。

蒲田 你好 割包

思いのほかの角煮の重量感である。

そして大きさをわかっていただけるだろうか。

これが540円というのはメチャメチャ破格なのではないだろうかと思い始めていた。

調理

お店の人によると、電子レンジで温めろとの弁であったが、こういうのを電子レンジで温めて加熱時間を失敗すると一部が硬く鳴ったり逆にふやけたり惨事になりやすいため、蒸し器で蒸した。

すると、

蒲田 你好 割包

なんかちょっと君でかくなってない?

定規を添えなかったのは失敗だが、なんかこう、二回りくらいでかくなった。

味わい

分割して

さて、いただく。

最初は蒸したてで熱かったのと、二個とも同じ組成だったので、あろうことか割包をひっぺがして頂き始めた。

割包

割包は見ての通り中華まんの皮、花巻とか饅頭とかいうやつである。

美味いやつはほんのり甘くて実にうまい。

さてこの割包はというと。

そこまでじゃない。

と言って、ここでの「そこまで」の比較対象は結構な中華の名店の品なので庶民派の你好に罪はない。

角煮

これはうまい。

脂身とろぷに、肉はしっかり味の沁みた質実剛健、そして何より8*4*2センチの結構なボリューム感である。

もっと寂しい量かと侮っていたが嬉しい誤算である。

レタスはまぁレタスなのでいいとして。

高菜

これもうまい。

塩辛いだけではない旨味に加え、粒状のおそらく花椒が入っている。

この高菜だけ売ってほしいくらい美味い。

割包として

さて個別の味の確認が終わったので、愈々割包として頂く。

美味い。

割包には花巻または饅頭的に単品として成立するほどの美味さはない。その美味さのなさが逆にニュートラルな背景として角煮の強さ存在感を引き立てている。

要は割包は食事として成立させるためのボリューム担当というわけだ。

レタスは高菜と角煮をばらさない梱包材として十分に役割を果たすのみでなく加熱されてもなお残る爽やかな瑞々しさがよい。

角煮は単品で頂いた通りの手堅い味わいである。

そこにやや酸味を帯びた高菜がアクセントとして入ることで

なんかかなり美味しい。

めちゃめちゃ美味しいかというと、そこまで言い切る自信はない。

ただ、この値段、このボリューム感、そして角煮の誠実さ、高菜の美味さ、レタスのシャキシャキを考えると、弁当代わりに頂くのは素晴らしくアリだと思われる。

なお、蒸さなかった場合の食感は知らんが、割包のふわふわ感がない程度でむしろ食べやすいのではないかと思う。

お手頃価格で蛋白質豊富でおなかもかなり満足できる手軽なフィンガーフードとしておススメである。

OKストアのボルガライスはなんとたったの430円で頂ける大変美味しい簡易版大人様ランチであった。

シルバーウィークに惣菜作るのめんどくなったので今週のお惣菜記事はない。代わりに夕食として採用したOKストアのボルガライスが大変満足度の高い簡易版大人様ランチであったので記録する。

OKストアのボルガライス

OKストアのボルガライス

パックのまま食べるのが物寂しいので器に移した。逆にチキンライスの量などがわかりやすくなったと思う。

チキンライスの上にソースをかけたチキンカツとスクランブルエッグが載っているというものである。

野菜のかけらもないが、こういう好きなものだけを合体させた潔い弁当は大好物だ。

味わい

チキンライスはそこはかとなくぺったりした感じで味は薄い。

チキンカツは脂身が多く柔らかい。

オムレツ見立てのスクランブルエッグはとってもとろとろでむしろ包丁を入れて開封式をやりトロトロを溢れさせるタイプのオムライスの中身だけを頂いているようで「これこれ!」ってなれる。ただ味は薄い。

しかしこの味の薄さは全てチキンカツにかかっているフルボディのソースで相殺される。

つまり総論として

美味しい。

のである。

価格

税込み430円。素晴らしい。

原材料、栄養成分表示

ボルガライス

こんな感じだ。カロリーが約700に対し蛋白質21.5gというのはなかなか優秀ではないか。野菜がいないのを除けばいい感じだと思う。主に私にとって。ごまソースというがゴマがとんかつソースに含まれているという意味なのだろうか。アレルゲン注意喚起目的の表示のような気もするが美味いからいいや。

ボルガライスとはなんぞや

さて、このボルガライス、なんであるかと思ってWikipediaで引いたところ、

ボルガライスは、東京都台東区浅草発祥で、福井県越前市を中心に販売されている洋風カツ丼で、主に越前市のご当地グルメとなったものである。 

なにて?

そもそもなぜにボルガライスと称するのであるか。

ボルガライスは浅草ひさご通りにあったクスノキ屋(1940か1950年頃創業-1990年頃閉業)でボルガ運河(ヴォルガードン運河)に因んで洋風カツ丼を作れとの号令により創作された料理。現在、ご存命の初代の奥さん(昭和10年、1935年生まれ現在87歳)が20歳で嫁入りされた時(1955年)には既にボルガライスがあったとの証言から、ヴォルガ・ドン運河開通の1952年以降、1955年までに考案された。その後、福井のカフェド伊万里開店(昭和61年、1986年)にあたり東京から招いたシェフにより福井に伝えられ福井で定着した。現在は発祥の浅草では「我がまんま」のみで提供され広がりを見せないが、福井では地域的な広がりを見せご当地グルメとして認知されている。

(ボルガライスにつて-最新確定稿- - matsuekatsurice ページ!より引用)

ほほう。

そしてこのボルガライスは現在我まんまという店で継承提供されていると上記ページにあったので探してみたがどうも2017年あたりまでしか提供の履歴がなく店内写真にも公式サイトのメニューにも見当たらないので現状は不明。

ただなんかこの店すごくそそるところがあるのでGoogleMapに登録した。浅草行く機会があったら寄りたい。なんか全部美味そう。

gazp100.gorp.jp

ボルガ運河とは?

ではボルガ運河とは何かというと、ロシアにあるヴォルガ川とドン川を結ぶ運河らしい。なぜこの名を? というところまで深掘りするのは本筋ではないのでここまで。

福井のご当地グルメとしてのボルガライス

そしてそのボルガライス、現在は福井県のご当地グルメとして愛されているという。

ボルガライスは、福井県越前市で30年以上前から食べられているソウルフード。「見た目が火山(ボルケーノ)をイメージさせる」「ロシアの卵料理ボルガにちなんだ」など、名前の由来や発祥には諸説ある謎多きメニューですが、地元の小学校の給食にも登場し幅広い世代に愛されています。

(ボルガライスとは?福井のご当地グルメと人気店をご紹介。ランチにもオススメです!|特集|福いろ|福井市公式観光サイト 名所/グルメ/お土産/イベントより引用)

今度は急にロシアの卵料理ボルガにちなんだとか新しい情報が出てきてしまったがこれも簡易的に検索したがようわからん。これも今回の本筋から外れるのでここまでとする。

何にしても、美味い! 安い! 好きなものだらけ! というとてもうれしい弁当だったので、今後も継続的な販売を期待したいところである。