【材料】
黄色いズッキーニ 全長15cm程度のもの 2本
セロリの葉 4本分
ブラウンマッシュルーム 2パック
アスパラ 細いのを4束
【調味料】
塩 小匙1杯
桃屋の刻みにんにく 小匙3杯
【必要な道具】
蓋のできる鍋
木べらまたはお玉など混ぜるもの
【作り方】
- ズッキーニは水で表面を洗ってから頭のヘタとおしりのヘタみたいなのを落とす
- 縦に四つ割りにしてから一口大の立方体に切る
- アスパラガスは水に浸けて表面を洗ってから根元の固い部分を手で折り取ってから3cm程度に刻む
- マッシュルームは立方体のズッキーニに食感を合わせる気持ちで半分に切る
- セロリは水に浸けて表面を洗ってから刻む
- 全てを鍋に入れた後調味料を加え木べらでよく混ぜ調味料をなじませてから蓋をする
- ズッキーニの角が取れ全体透明感を帯びておりながら煮崩れておらぬ状態になったら味見をしてお好みの味に調整する
- 冷やす
- うまい!
【このレシピについて】
大船市場でアスパラガスが一束60円くらいの破格の安値だった。使うあてもなくただ興奮して4束も買い込んで家に帰ったら二週間越しのブラウンマッシュルーム2パックが待っていた。アスパラガスは日持ちしない野菜であり特に穂先に脆弱性がある。マッシュルームは冷蔵庫に入れておけばもたなくはないが三週間は越せぬだろう。そんなわけでマッシュルームとアスパラガスを使ったレシピを即興で考案せねばならなくなった。ここにさらに先週使い残したセロリの葉が発見された。セロリの葉も一週間をようよう超えてずいぶんくたびれて一部黄色く一部溶けたようになっている。アスパラガスの繊細がかき消されることを承知でこれを香草として採用することにした。これにズッキーニを加え嵩増しをして塩とニンニクで調味すれば諸々に合わせやすい副菜になるだろう。そんな次第でこの一品は出来上がったのである。ほんとうならアスパラガスは長さを生かしたまま優しく蒸しあげて端正に並べてマヨネーズでもかけてポークソテーの添え物にしてあげるべき存在でありこんなようにぞんざいに扱うとアスパラのもつふくらみのあるうまみを殺してしまうことは重々承知している。しかし少なくとも850mlの密閉容器を満たすだけの嵩にするとなるとアスパラだけでは賄いきれない。そんなわけで私の食卓では今日もまたアスパラは勿体のない使い方をされてしまうのだ。
イジョー。