グロー・コールマンは11~12月に出回る晩成種の葡萄で、炬燵葡萄の異名を持つという。われらが大船市場で見かけたので買い求めて頂いた。
甘い。
平素好んでいるのは藤捻など濃口の甘さを持つ巨峰系、果肉が柔らかめで噛むと果汁があふれるような食べ口の葡萄である。一方のグロー・コールマンは味わいが非常にピュアで精錬したような甘さを持っている。果肉は中程度の硬さでかみ砕いても果汁は溢れずそれぞれ滑らかなかけらのまま甘味を孕み上等なボンボンのようだ。買い求めた品が小粒であったせいか皮むき器を使っても身離れはそれほど良くなかったが、とにかく上品な甘さが強い。これはよそにない大変すばらしい葡萄である。来年の私に告ぐ、見つけたら速やかに買うように。
参考サイト:
この皮むき器であなたの葡萄ライフが変わる。