材料
芽芋(里芋系列の新芽を総称するらしいが田芋の新芽にもいうようなのでとりあえずこれで)1束:30cm5~6本検討
油揚げ3枚
椎茸小~中粒8本
モロッコインゲン 10~16本
人参 小1本
使う調味料
砂糖 大匙2杯
希釈して使う麺つゆなどうまみの入った醤油風味の調味料 牡蠣醤油やすきやきのたれなどで代替可能 よく味見をして調整すること
使う道具
鍋 大径であれば並べて煮て後で彩りよく盛り付けたりできるが小径で雑に似てもよろし
落し蓋 崩れて困るような繊細な煮方はしないので鍋より径の小さい蓋でよろし なければペーパータオルで
作り方
- 全ての野菜は作業前に水につけておく
- 芽芋は3センチ程度にざく切りする 斜めでも筒でも可
- 人参は皮を剥いて一口大の乱切りにする 人参の皮は剥かなくても問題ないという趨勢であるがその昔鈴木その子さんがいろんなものの皮は剥くがよろしいと書いていたので剥く
- モロッコインゲンも3センチ程度にざく切りする
- 油揚げは横半分に切ってから短冊にする。
- 椎茸は好みの切り方でよいのだが私は椎茸の断面が好き且つ歯ごたえも好きなので三等分の厚切りにした
- 材料を鍋に設置した後被るほどに水を入れる
- 砂糖大さじ2杯を入れる
- 落し蓋をし中火にし沸騰まで待つ
- 沸騰したら中火のまま落し蓋を外し出汁いり醤油調味料を入れる
- 煮汁の味を確かめながら好みに調整する
- 油揚げまたは芽芋を味見する
- よく煮汁を含んでいてうまい! しかし熱いからやけどには気をつけろ!
このレシピのいきさつ
ひと月ほど前大船市場で田芋なるものが売られていたので早速連れ帰った。しかし帰ったら名前を忘れていた。検索の結果沖縄で栽培されているという田芋の新芽であるらしいという結論にたどりついた。味噌汁に入れたところ大変柔らかくくせがなく面白い。よく煮込んだ葱の白いところのようでもあり、また香りを失った独活の芯のようでもある。しかしそれよりもはるかに頼りなく口の中でやわやわと正体なくそれでいてよく煮汁を抱え込んで全体偉い食材である。味噌汁に入れたのは正解だったが甘辛い田舎風の煮ものにすればもっと正解だった。そう思って田芋リベンジを諮っていたがなかなか巡り合えず、一か月経ってようやく再び見えたので煮ものをこしらえた。ところで以前から甘辛い煮ものを田舎風と称するのは地方を蔑視しているようでぽりてぃかるこれくとねすに反しているような印象があるが便利なので田舎煮とする。