即興厨房

大船市場で野菜を大量に買い込んでええ感じのお総菜を一週間分作ってはブログに記録する人です。器は骨董屋でこつこつ集めたぐい飲みやお猪口です。美術展、本、たまの旅行も記事にします。好きな動物はチー付与のどんぐりです。

ベビーチーズを入れ込むことで生焼けリスクを排除した低糖質ハンバーグステーキ

8×6×2.5センチのハンバーグ 4個分

 

材料

玉ねぎ大 半分

鯉の餌に使うような最も安価な麩 250㏄

QBBのクリームチーズ入りベビーチーズ 4個入り1パック

牛豚合いびき肉 600g

塩小さじ1

MSからMの玉子1個

お好みでナツメグ1~3振りくらい

 

使う道具

包丁

あればバーミックス

テフロン加工のウォックパンまたはボウル

テフロン加工のフライパン

 

作り方
  1. 玉ねぎ半分の皮をむき、包丁であればみじん切りに、バーミックスがあれば容赦なく滑らかなペースト状にする。ハンバーグの玉ねぎは食感を求めていられているのだろうか? 否、100%ビーフのハンバーグが尊ばれている実情を考慮すると、あれは香味野菜としての役割を期待されているものと考えられる。そうであれば形が残っていようがいまいが問題ないのだ。
  2. 麩をバーミックスで粉々にする。パン粉の代わりである。バーミックスがなければ手で砕いてください。地味に面倒だががんばれ。
  3. チーズのアルミを剥いておく。いろいろなチーズがあるがくせがなく冷めてもくちどけよく滑らかなのはこのチーズである。全部のベビーチーズで試した自分が言うので間違いない。信じてくれ! なおピザ用チーズはできたてはとろとろ天国だが冷めるにつれ固くなる点、ばらばらになっているため中に入れ込むのが地味に難しい点でお勧めしない。なお弁当用など作る際は1/4くらい千切り分けておくとよい。
  4. ウォックパンまたはボウルに合いびき肉と塩を入れざっくりと混ぜる。このとき掌の温度を気にして木べらで混ぜるというようなレシピもあるが手で問題ない。しかしあまり長く混ぜすぎるのもひき肉の脂が溶け肉汁が失われるのでよろしくないようだ。
  5. 玉ねぎのみじん切りまたはペーストと粉末状の麩、玉子、ナツメグを合わせ混ぜる。
  6. 5を1/4にわけ、3のチーズを包む。弁当用を別に設ける場合は適宜量を調整する。
  7. フライパンに乗せる。
  8. 中火で焼く。いい感じのにおいがしてきたら裏を見てみる。うっすらと焦げ目がついていたらあと2分、全面的にいい感じの焦げ目がついた時点でひっくり返す。
  9. 蓋をして5分ほど待つ。裏を見て全面的にいい感じの焦げ目がつくまで待つ。
  10. うまい!

 

レシピについての妄想

子どものころ家庭科の授業で教えられたハンバーグのレシピについてずっと不可解に思っていたことがあった。

なぜ肉汁を吸わせるという名目で添加するパン粉に最初に牛乳を浸すのか?

パン粉びたびたにしたら肉汁吸えなくね?

 

というわけでポンコツ妄想である。

 

もともとハンバーグステーキとはドイツのあまり豊かでなかった人たちがしょうもない肉をなんとか食べようと叩いたり香味野菜を入れたりして何とか食べられるようなものにしたものだと聞いておる。

そのような状態の人たちの手元にふわっふわのパンがあるだろうか?

たぶんこちらも棚の奥から発見されたかっちかちのパンだろう。

このパンを実際のところどう扱ったのかわからないが、牛乳で戻さない限りかたくななままだったのではないか。

それゆえにパン粉に牛乳を吸わせるというよくわからない工程が入っていたのではないか。

 

このような過去の必然が質の良いパン粉の手に入る今に至るまで形骸化した工程として残っているのであればそれらは当然刷新されるべきであろう。

 

そんなわけで、このレシピでは低糖質目的もあり試してガッテンに倣って麩を採用しているが、パン粉を利用する場合でも牛乳って必要ねぇんじゃねーかなー考える次第である。

でことによると玉子も必要ねぇんじゃねーかなー。なんとなく入れてますが。

いや、いいんですよ、玉子は好きだから。

 

 

イジョー。