此度の案件では、当事者が居住していた自治体と遺体が発見された自治体の警察の多大なる尽力により無事葬儀までこぎつけた。
多大なる尽力と一言で言っても、そのうちには
・行方不明届を出しに行った関係者(この場合は母親である私)への初手のあたたかい心遣い、労わり
・全国警察署との情報共有(特異行方不明者としての全国指名手配)
・関係者への聞き取り
・家宅捜索(別居だったので私は立ち会っていない)、そこで見つかった手掛かりからの関係各所への聞き取り
・GPS・銀行口座等情報照会
・消息を絶った場所周辺の監視カメラ録画確認
・職場近くまでお越しくださっての状況説明
・定期的な情報共有
・遺体発見時の状況についての丁寧で配慮に満ちた説明
・遺体引き取り時の対応
他、おそらく外からはうかがえないような様々な細務があったであろうと推察される。
『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』愛読者としては、何としてでもお礼をお伝えしたいところである。
しかし公務員にブツでの御礼はご法度。私も公務員のはしくれとして人からお礼の品を送られるような業務を行っているが、お持ちいただいた際は謝辞の上お持ち帰りいただき、お送りいただいた場合は返送という対応をとらせていただいている。
一方で、実のところ一番効果的なのは
お手紙
である。
何が効果的かといえば、
お手紙は所属部署内に回覧されるのだ!
そこで私は教会でブランクのカードを買い以下のような文章をしたためた。
○○警察署 ○○課
○○役職名
並びに関係者各位
この度は息子○○○○の案件で本当に親切にしていただき大変ありがとうございました。
おかげ様で無事葬儀を終えることができました。
皆さまくれぐれもお体とお心を大事に、つつがないお勤めを心より祈念しております。
(もうこれで出しちゃったんですが、何かございましたらコメント欄でご指摘ください。修正いたします)
色々くどくどあの時はどうのと書こうかと思ったが、カードに納まらん上にくどいだろうから我慢した。
本当に、子どもを無事連れて帰ることができ、葬儀を終えることができたのは、警察の方々のおかげです。
ありがとうございました。