【材料】
青梗菜 6把
大根 1/2本
きくらげ 1パック
【調味料】
癖のない油 米油とかサラダ油とか紅花とか 大匙1杯以上
桃屋の刻みにんにく 小匙2杯以上
塩 小匙1杯
麻辣醤 小匙2杯以上
味覇 大匙1杯以上
あれば干しあみエビ なくてもよい 大匙2杯
ごま油 小匙2杯
【使う道具】
ウォックパン
【作り方】
- きくらげを細切りにする
- 大根の皮を剥き2×4センチ程度の短冊にする
- ウォックパンに、癖のない油と刻みにんにく、塩ときくらげを入れ中火で炒める
- 弱火にし大根を入れ透明感が出るまでたまにかき混ぜながら炒める
- 葉の部分はざく切り、根本は八割にした青梗菜と味覇をウォックパンに入れ、全体を混ぜ返し蓋をして蒸す
- 青梗菜の嵩が減り根元に透明感が出たら、麻辣醤、干しあみエビを入れ中火で炒める
- 大根と青梗菜をそれぞれ味見し自分好みになるまで塩で調味する
- 最後にごま油をかけまわし軽く混ぜ返してうまさのとどめをさす
- うまい!
【このレシピについて】
春先に上野のセンタービル地下1階で買ってきた本場モンの干しエビを青梗菜と炒め合わせたらどんなに美味いだろうと思った。しかし密閉袋に移されたとはいえ常温で保管され夏を超えた干しエビは何やらこの世のものとは思えないような化学的な刺激臭を帯びた物質になり果てていた。干しエビとしての外観はそのままなのに実験室のやばい薬品の匂いを放つそれは、なんぼなんでも食べることが躊躇われた。それでもエビに未練のあった私は、日本製のまぁ乾物だから大丈夫じゃねぇかと捨てずにとっておいたお好み焼きに入れるような丸ごとの干しあみエビを最終工程でざらりと入れた。大してエビ感は出なかったが気は済んだ。そして中華な干しエビはいっそ冷凍庫で保管すべきなのではないかと考えた。
ところでこのレシピ、青梗菜が主役のようだがなかなかどうして大根が美味いのである。大根はラム鍋でもガーリック炒めでもとてつもなく良い働きをする。あまり主張してこないためつい平素は味噌汁要員に駆り出してしまうが、何の役でも実によくこなし今回のような出し物の場合は立派に主役を食って魅せてくれる素晴らしい役者だと私は常々評価しているのだよ、君。
イジョー。