【材料】
キンメダイ切り身
【調味料】
ちょっといいさらさらした塩 自家製の煎り塩でもよい
柑橘(レモン、柚子、かぼすなど たぶんポッカレモンでもいい)
ちょっと筋のいいちゃんと果汁感のあるエクストラバージョンオリーブオイル
【作り方】
- キンメダイの切り身を浅く塩して魚焼きグリルで焼く
- しっかり身に火が通ったら皿に盛り付ける
- 小皿3つにそれぞれ、塩、エクストラバージンオリーブオイル、柑橘の汁を入れる
- まずは身をオリーブオイルに浸した後塩を付けて食べてみてくれ!
- うううううまい!
- 気が向いたら柑橘で味変だ!
- こんなに簡単に幸せになってしまっていいのだろうか?
【このレシピのいきさつ】
山でキンメダイと呼べば煮つけとコダマが返ってくるだろう。そのくらい金目といえば煮つけなのである。しかしキンメダイの新しい境地を切り開きたかったので検索していたところ、いまいち使い勝手が悪いが各地の名店のおさかなレシピを集めた「海の恵み 食の底力 JAPAN]というサイトで「金目鯛の鱗焼き 泡雪塩仕立て」というレシピを見つけた。このレシピ、鱗をとらずオリーブオイルを塗り強火力のサラマンダーで焼き上げた後塩を振るという凛々しいレシピである。なんか美味そうだったので真似しようと思ったがそもそも切り身からはきれいに鱗が取り除かれておりうちには強火力サラマンダーはおらず普通の魚焼きグリルしかない。しかもしかもだ、それでも皮にオリーブオイルを塗ってから焼くつもりだったのにすっかり忘れて塩を振ってしまっていたではないか!ではオリーブオイルはパンを頂くときと同じように別皿に入れて付けて食べれば如何。これがよかった。金目と言いながら今一つ脂がのっていなかったのだが、フルーティなオリーブオイルが上品だがやや物足りない白身にコクを加えてくれる。非加熱のエクストラバージンオリーブオイルならではの青臭い香りが「オリーブオイルとは果汁である」というつい忘れがちな事実を風味として突き付けてくる。塩を少し付けることで白身のもつ旨味がくっきりと立ち上がる。柑橘の味変もサイコーだ!というわけで、なんかいいもん見つけた気がするのでここに記録する。車輪の再発明だったらゴメンナサイ。これに大船はCALVAで買ったノワレザンフィグ、水信で買ったいちじくを頂いて、なんとまぁ贅沢なやもめの食卓であることよ!