カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュが開いている曜日に休みが入るのは珍しいのでコーヒーをやっつけに行こうと思ったのだ。しかし折からのはやり病を受けてかあるいは別の理由でか休みであった。マスターのツイッターの告知を見落としていたようだ。良い機会なので最近東急の近くにできたウナギの寝床のようなコーヒー屋を覗いてみた。エスプレッソを頼むとぐい呑みに煎れて下さった。好みの味だったので今度はパナマのブレンドを頼むと大きなマグカップになみなみと飲みやすいのを煎れて下さった。煎れるのを見ていてもいいですかと聞くとよいですよという。ご自分でも煎れるのですか、と聞かれ、一通り道具は揃えましたが焙煎の壁を越えられず結局よい店で飲むのが一番よいという結論になりました、と答えた。いろいろ経験してみるとよいですよ、といわれた。
そこで40分ほど資料を読んで過ごした。
先日ツイッターのまとめに上がっていたサーモンの塩昆布漬けというのをやりたいと思い鎌万水産でサーモンの柵を都合した。それからスワニーに行って少し買い物をした。時節柄オリジナルの型紙を使った手作りマスクのコーナーがあり、丸ゴム品切れを補うための代替案の掲示がなされていた。店員さんは皆思い思いのかわいらしい手作りのマスクをしていてマスクが大して好きでもないのにひどくうらやましくなった。
丸七商店街の丸武商店でメンチコロッケをおやつに買った。小ぶりなので交差点に出るころにはちょうど食べ終わった。そのまま交差点を渡り大巧寺の門をくぐった。ここはどの季節でも何かしら美しい花が咲いているので撮らせてもらおうと思ったのである。
椿が咲いていた。
加茂本阿弥
緋縮緬紅
みなとのはる
氷室雪月花
羽衣
朴伴(月光)
それぞれの品種名にはきっと美しいいわれがあるのだろう。