即興厨房

大船市場で野菜を大量に買い込んでええ感じのお総菜を一週間分作ってはブログに記録する人です。器は骨董屋でこつこつ集めたぐい飲みやお猪口です。美術展、本、たまの旅行も記事にします。好きな動物はチー付与のどんぐりです。

【雑貨屋中心】鎌倉に行ったら寄ってほしいお店の覚書【2019年10月9日現地確認】

職場のお嬢さんたちが鎌倉にお越しになるというのでまとめた。

 

〇八商店街

財布を直撃してくるミニチュア雑貨の店。カバー領域は、東南アジアから直輸入の陶製食器食品類からガチャ系、リーメント系、ドールハウス小物系と幅広い。オーナーが骨董好きということでミニチュア食器の販売什器に昔のミシン糸販売棚を採用するなどレトロ感へのこだわりも一級。レジんとこにおいてあるニキシー管のラジオが好き。

 

  • フニクラ 

昭和中期雑貨を扱うこじんまりとした! ほんとうにこじんまりとした! お店。取扱商品は、アルミの弁当箱、フルーツフォーク、モダンなガラスのコップ、セルロイドの髪飾り、北欧の使用済みの切手、真鍮の鍵、ひらがな積み木などなど。あの頃の日常って結構センス良かったんだよなぁ。

サイトがないんで火・木休みを口頭確認した。

 

御成通り

御成通り入ってわりとすぐ、インテリアショップの二階脇の細い階段を上ったところにあるハンドクラフト作品と素材の店。ひと月に一度くらいのペースで企画展もやっているのでいつ寄っても何かしら目新しいものに出会える。特別な毛糸や特別なボタン、作家さんのアクセサリー、紙ものなど、一つ一つゆっくり眺めてお気に入りを探したくなる店。なんか説明文の女子力が高くなってきて死にそうになってきた。自家中毒か。

 

御成通りの五つ角、江ノ電踏切に抜ける道にある北欧雑貨店。踏切手前にある小物中心がpieni-krone、踏切を抜けてすぐの角にあるファブリックや食器も扱っている中型店がkrone-hus。行くと解毒される。

 

  • くろぬま

駄菓子屋から駄菓子を抜いた品ぞろえのおもちゃ屋。台風のたびに安否が心配になる味わいのある店構え。鎌倉ならでは感があるわけではないが点取り占いをここで仕入れている関係でなくなると困るのでよかったら寄ってなんか買ってってください。無印良品だと24枚で590円の紙石鹸がここだとたぶん10枚くらいで60円ですよっと。

 

 

由比ガ浜

由比ガ浜通左手、焼き芋屋のある小路を抜けてたまに落ち武者が客寄せをしているゲストハウスの先にある苔専門店。すっごい狭いのに奥で苔テラリウム教室やってたりしてどう考えても無理があるのでもう少し広いところに引っ越したほうがいいんじゃないか。しかしながら入口左手ではちまちま苔を植えてるとこが見れたり一部ガラスにした床下に苔群生を展示してあったり店の作りのラボ感は最高。苔テラリウムだけなら段葛のSEITA PLUSでも扱ってるのでここまで足を延ばせない場合はそちらを当たってみるのがよろしい。

 

小町通

説明文を書くのが面倒くさくなってまいりました。

中川政八商店の鎌倉版。ちょっといい鎌倉土産をあつらえるのに最適。オチビサングッズあり。

 

  • Vivement Dimanche

有名店だがやはり外せない。朝ディモンシュでゲイシャがあったら運がいい。プリンパフェは至高。ロミユニの焼き菓子を一枚から珈琲のおともにできるのでそちらもぜひ。

 

  • ミルクホール

その名の通り明治大正感あふるる喫茶店。とにかくめちゃめちゃインテリアがいい。40年くらい前は進駐軍ダンスホールとして徴用されたということを売りにしていたがある時期から突然言わなくなった。しかしそれを売りにしても誰も疑わなかったくらいとにかくめちゃめちゃインテリアがいい。なおここでコーヒーは飲まなくていい。じゃあ何を飲んだらいいかって? とにかくコーヒー以外だよ! あ、紅茶も飲まなくていい。

 

  • mom&pop

キャラウェイの近くの雑貨屋。指ぬきやら繊細なアクセサリーやら輸入物のシールやらに交じって球体関節人形本やらアリス本やらいい方に癖の強い嗜好が垣間見える品揃え。オーナー夫婦の趣味にステータスを全振りしたことがうかがえる実に好もしいお店。これからも末永く続いてほしい。

 

  • 番外:修学旅行生向けの雑土産屋

あんなキャラやこんなキャラの仕事を選べない姿が拝めて一興。

 

段葛
  • おんめさまこと大巧寺

小さいがいつ行っても美しい花が咲いている手入れの行き届いた寺である。

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奥に厨房のあるジャムと焼き菓子のお店。店頭で焼きたてをいただけるこちらのクレープ、食べ終わるころには手がべったべたになるくらい大量の良質のジャムと上質の粉を使っており大変おいしい。先日頂いた際はジャムだぱぁが生じずなんかジャムの量が少なかったような気もするがたまたま少なかっただけだとすればめちゃめちゃお勧めしたい。店舗改装により店内に手洗いのできる水道が設置されたのでジャムだぱぁが起こっても大丈夫なのだ。いやもううまいから君たち必ず行きなさいね。よくイベントもやっているので気に入ったらブログかツイッターをチェックするとよろしい。なおコーヒーはディモンシュ。スタンド使いが引かれあうように、良質の店は引かれあうのだ。

 

  • 八万堂

夏に店頭に下げている鎌倉の梵鐘を模した風鈴は非常に音色がよくしかも値ごろでお土産にオススメ。すごいピンポイントでオススメ。ただし季節商品なのでふさわしくない季節は店頭に出さないそうである。店内はまぁぞろぞろ入るようなとこじゃないから店構えを外から眺めさせてもらうくらいでいいんじゃないかな。

 

鎌倉八幡宮

鎌倉は全体わちゃわちゃしてるところになってしまったがここは静謐である。常設が佳品ぞろい、東寺には敵うべくもないが薬師三尊と十二神将の立体曼荼羅がいつでも見られる。ここだけの話だが浄智寺からお越しの地蔵菩薩坐像は衣文も流麗などちゃくそイケメン。企画展も見ごたえがあり行くとちょっと賢くなった気分になれる素晴らしい美術館である。鬼灯の冷徹に出てきた人頭杖を常設展示してるのはここだけ! たぶん。

 

イジョー。