鎌倉ぼんぼり祭は毎年8月の立秋前日から9日まで鶴岡八幡宮で開催される夏祭りである。1938年に鎌倉ペンクラブのメンバーが中心となりぼんぼりを並べたのがはじまりだそうだ。ぼんぼりの数は約400点。なおこちらの写真は雰囲気を出したくて暗くしただけで実際は勿論大分明るい。
電飾ではなく火を点すところがよい。
ちなみに日本遺産である。
以下ぼんぼり紹介。
ぼんぼり祭といえばこの人、養老孟司先生。こんなに特徴があるのに検索してもゾウムシであることしかわからず種名までたどり着けない。世界はこうでなくちゃ。
明るいうちは内から暖かく照らされる風情がないから面白くないと思っていたが
暗ければ暗いで写真になると見づらいものである。
というわけで毎年献灯なさっておられる蛭子能収先生。筆をとって下さるだけでありがたいようにも思う。
どなた様かは存じ上げませぬが非常に美しい王朝の一幕。
竹久夢二生誕140年ということで夢二モチーフが散見された。3月に亡くなった船越桂さんモチーフも少なくなかった。
アイデアの勝利といいたくなるが文字もレイアウトも勿論描画も何もかも良い。
灯が入ることでなお美しい。
なんだかとても楽しくなるのです。
などと初稿で書いてしまったが後からよく見返したら背後に監視風ピエロとムチしばき待機嬢がいるのでもしかしたら楽しい風景ではないかも知らん。
思い出のおすそ分けでもあろうか。
この方の筆はいつまでも美しい。
さてここからはお楽しみの時間。
毎年楽しみにしているしりあがり先生。
ぼんぼりを配置する方は背景も考慮に入れていただきたい。
この美しい宵闇の空だけを背景に写せたら。
そして!これを見に参りました!逃げ上手の若君!本編を読んでから大石段を登り切って本殿を背に鎌倉の町を眺めてみたまえ。その時君は万感という言葉の意味を知ることになるだろう。
おやつに御谷休憩所で昨今流行っている溶けにくいくずバーを頂いた。冷たくてさわやかでもちもちしていて腹持ちがよく大変美味い。渇きと空腹を一度に癒すことができた。
来年も屹度時行殿に拝謁することができるであろう。楽しみだ。