即興厨房

大船市場で野菜を大量に買い込んでええ感じのお総菜を一週間分作ってはブログに記録する人です。器は骨董屋でこつこつ集めたぐい飲みやお猪口です。美術展、本、たまの旅行も記事にします。好きな動物はチー付与のどんぐりです。

【美味しかったので】ウマヅラハギの酸菜入り酒塩煮【備忘録】

材料

下処理済みの白身の魚 今回はウマヅラハギ

白菜の酸菜

 

調味料

生姜

五香粉

 

作り方
  1. 魚に飾包丁を入れ塩焼きにする程度の塩を振って15分以上冷蔵庫で保管する。
  2. 酒、水、酸菜、塩、繊切生姜を鍋に入れ煮立てて下地を作る。煮付けの下地なので吸い加減より濃くしたほうがうまい。まぁ酸菜と合わせていただけば多少物足りなくてもよろしいけど。
  3. 80~90℃の湯に魚を浸け霜降りにした後水を入れ触れる水温になったら取り残しのうろこや内臓などを指で丁寧に洗い落とす。
  4. 鍋に魚を入れ煮たてながら下地を酸菜や生姜ごと3~4分間魚にかけ続ける。
  5. 少し火を落とし蓋をして3分間煮る。
  6. 皿に移し五香粉をかける。
  7. アッ凄い美味しい!酸菜の強い酸味が生姜の風味と相まって大人しいウマヅラハギの白身を引き立ててる!酸菜は相当酸味が強いのに発酵食品のせいかふくよかに美味しい!五香粉はどっか行ったがこの場合はどっか行くのが役割なんだろう!なんかもうこれは酸菜を美味しく食べるための魚料理のようだ!絶対これ風邪に効くやつだ!魚の身に酸菜と繊切生姜を載せて頂くのが旨さのコツだ!スープもきっちり飲み干したぜ!

 

このレシピのいきさつ

昨日隣席の同僚があかん感じの咳をしていたのでトローチを二つ与えて様子を見た。終業1時間くらい前に実は体の節々が痛いなどと言い出しさらに言動がハジケ祭と化した。今日になって別の同僚から隣席の同僚が病休しその後コロナと診断されたとの報が入った。そして私は昼寝から起きたら体がだるい。とりあえずトローチを服用し、鈴木水産で身受けしてきたウマヅラハギをどう調理しようか考えた。当初の予定は煮付けだったが体調改善のためもっとこう薬効のありそうな料理にしたい。生姜を鬼のように入れた酒塩煮とかどうだろうか。しかしもう一つインパクトが欲しい。

(酸菜をあわせては?)

酸菜はなんかよくわからんが体にいい気がする。そして多分酸菜を使った魚料理は既に大陸にあるだろう。ネットで検索したところやはり酸菜を使った「酸菜魚」という四川料理は存在していた。しかしここでの酸菜は高菜、四川だけあって唐芥子や山椒・大蒜をごっつり使ったかなり強そうな料理である。

(そこまで強くなくていい)

香辛料要素は五香粉に肩代わりしてもらって、日本の煮つけの技法ママで酸菜入りの酒塩煮にしてみたらどうだろう。作ってみた。美味かった。あったまった。発症しないといいな。