うしろの正面カムイさん
原作：えろき 作画：コノシロしんこ
キャラクターの造形、女の子の可愛さ、突き抜けた（貫いた）除霊法、実はとってもピュアでハートフルなストーリー、もういい加減ネタが尽きるだろうと思わせながら次々と新たな敵・新たな切り口での除霊を見せてくれる創造（妄想）力…上半身下半身とも芯から敬礼したくなる素晴らしいマンガである。えっ好きなヒロイン？どれもかわいいから選べないよう…でも…茨木童子かなぁ…（腐っても腐）。うしろの正面カムイさんというタイトルも一見しただけでは本当は怖い童謡のインスパイア系かとさらりと流してしまいそうだが読み進んでいくと実のところ怪異にとっての純粋にして根源的なる恐怖を顕しており…なんかもうあらゆる点でよくできてるので読んでください。
マルセイ‼
鯨川リョウ
フェティシズムは過去…特に幼少期…の体験に強く影響されるものであることは周知（羞恥）の事実である。このマルセイはあらゆるフェティシズム…それはもうあらゆる…今あなたが考えているよりも感度3000倍くらいの…フェティシズムを取り扱っており、それらを扱う以上当然各キャラクターの「触れられたくない」過去や「ああんそんなんじゃ足りないもっとズボズボしてぇ」という過去が交錯する。それらの描写は時に人の心を追い詰める程に重いわけだが、とにかく全編を貫くのは
マテマテマテマテマンガワン
という息つく間もなくいい意味で裏切られっぱなしの予測、そこにしびれる憧れるゥ！並にあんなものやこんなものを描き切る剛腕である。一体どれだけの偏愛読者が自分は一人ではないと励まされ、また新しい地平に手を引かれ辿り着いただろうか。えっ好きなキャラ？そりゃフェロモンに決まってるじゃないですかぁ滾るわぁ。トラウマが裏返ってフェティシズムという快楽の源泉になる、その瞬間を君も体感してみないか？
魔法医レクスの変態カルテ
元三大介
2023年12月15日に連載が始まったばかりだが、画力、コマ運び、物語構成力が異様に安定しておりもちろん女の子は超かわいいと来れば作中のバルドさん並の野太い人気を期待せざるをえない。ファンタジー世界でシブオジ魔法医がトンチキな患者をチートな発想で真摯に治療する医療漫画。ファンタジー世界と言えばスライムですがぁ皆までいうなまずは読め。
というわけで皆様、良いお年を！
