二日目は筑波実験植物園、千年一日珈琲焙煎所 CAFE、そして再びのモッツバー。本当はJAXAも行こうと思っていたんだが、筑波実験植物園のコンテンツが多すぎ、またJAXAのツアーを取り損ねたためぐれて植物園のみとした。
- 筑波実験植物園
- 千年一日珈琲焙煎所CAFE
- モッツバー
筑波実験植物園
国立科学博物館擁する植物園で、7000種を超える植物が植栽され、そのうち3000種を見ることができる。屋外の植物は当然季節を選ぶが、温室の植物は常に見ごろである。
イネ科植物
初秋なのでイネ科の植物がよく稔り見ごろを迎えていた。普段道端で見るイネ科に比べ植物園のイネ科はスケールがでかくて見ごたえがある。
斑入りセイヨウダンチク

パンパスグラス


でかくてふっさふさのふわふわである。いいなぁ。

テオシント

トウモロコシの祖先の植物。トウモロコシもイネ科かー! 人類はイネ科に頼りすぎでは? 因みにトウモロコシはイネ科の中でも進化したC4植物だそうだ。
白亜紀前期(約1億年前)の地球上のCO₂濃度は高く、およそ2,000から3,000 ppmと考えられている。このような大気条件の下では、RubiscoのCO₂に対する親和性が低くてもO₂阻害は低く抑えられ、C₃型光合成でも十分高い光合成能力を発揮することができた。
しかし、白亜紀後期から大気中のO₂濃度が上昇する一方で、CO₂濃度は急激に減少し始め、現在の濃度と同程度にまで低下した。現存のC₃植物は、このような大気組成の変化に十分対応しきれなかったため、高い光合成能力を発揮できないと考えられる。
一方、このような環境変化に適応すべく出現したのがC₄植物である 。すなわち、C₄植物はC₄光合成回路というCO₂濃縮機構を獲得することによって、十分とはいえないCO₂分圧下でも高い光合成能力を発揮することができるようになった 。
C₃植物に比べると、C₄植物の光合成はO₂でほとんど阻害を受けず、さらに炭酸固定効率が高いため、温度が高く乾燥した環境でも十分に生育できる能力を備えることができた。(『C3植物からC4植物への進化』から引用 太字・赤字は管理人による)
人んちの庭で見る植物
一方で人んちの庭でみかけるけど名前のわからない園芸植物の正体を知ることもできる。
スティパ・テヌイッシマ 園芸品種名エンジェルヘアー

面白い植物
あまりお目にかかったことのない植物に好奇を引かれるのは人の理である。
ハグマノキ(スモークツリー)

温室の植物
Bauhinia aureifolia

出始めの葉っぱが2つ折りの状態で映える変わった植物とのこと。写真だとわかりづらいが袋とじみたいになってて可愛い。
バナナとその花


この一本一本がバナナになるのだ。

そしてバナナの雄花。果樹園では切り落とすこともあるようだがサラダや煮物にして食べられるそうだ。食べてみたいな。
ヒカゲノカズラ

なんか化石っぽい植物だなと思ったらフズリナが居た頃の古生代後期に出現した植物だそうだ。超かっけぇ!
ウラボシ目・チャセンシダ科

マツバラン


えっ君シダ植物でつぶつぶが胞子嚢なの! へー。
サガリバナの花

夜咲き香りでコウモリや蛾を招き朝には花が落ちる類の植物。東南アジア~太平洋諸島の湿地に分布するそうだ。
Rhaphidophora cryptantha


めちゃめちゃぴったり貼り付いてる。根でくっついており花は葉の下に咲くので見ることはできないそうだ。
Angiopteris pruinosa


拙者、この手のイカチイ株元の植物大好き侍。

胞子嚢が縁取りみたいでかわいいね。
Agape attenuata

砲台みたいなスケール感とかっこよさ。
Melocactus zehntneri

赤いのは花序、ここからお花が咲くそうだ。
月光殿

すごいふわふわもいれば
大碇

すごく殺意の高いサボテンもいる。
Agave filifera supsp. schigera

葉っぱの一部が剥けてカールしててかわいい。なんでこんなおしゃれなん?

この形で這うのか。
Tillandsia durattii

サルオガセ含むエアプランツの類はパイナップル科だそうだ。言われてみればそうとしか言えない葉の形状である。
奇想天外の開花


1対の葉をただひたすらに伸ばし続ける砂漠の植物。葉が経年で裂けるため複数枚あるように見えるが実のところ二枚ぎりである。雄花の背後に閉じた若い松ぼっくりのような雌花の咲いた株もあったが写真を撮りそびれた。
さわろうコーナー

ここに
キバナツノゴマ

非常に殺意の高い形状の植物の種が展示されている。悪魔の爪と呼ばれており、食べた動物の喉に引っかかったりするそうだ。痛そうだな。しかし人間は若い実をピクルスにしたりするそうだ。人間スゲェな。
みんな大好きショクダイオオコンニャク(開花はしていない)

国内初の実生のショクダイオオコンニャクだそうである。

葉っぱの対称性が美しい。
そういえばでかい花は知ってるけどこういう風に葉っぱが茂ってるとこは見たことないぞ?どういう生活環なんだ?と思い調べてみたら非常にややこしかった。
種から発芽し毎年1枚だけの巨大な葉を展開し光合成を行い球茎に澱粉をためる。葉は一年ごとに枯れ4か月の休眠の後また生えてくる。球茎に十分な栄養が溜まったら開花し受粉後穂に種を実らせる。穂が枯れると1年休眠しまた球茎に栄養を溜めるサイクルに戻る。(Wikipediaから要約)
気ィ長ェな!
みんな大好き食虫植物
ブロッキニア・レドゥクタ


パイナップル科で初めて食虫性が確認された植物。筒状の葉の内側はろうでコーティングされており滑りやすく、中の液体は甘い蜜のようなにおいを出すがpH2.8-3.0と強い酸性なのだそうだ。
みんな大好きアリ植物
アケビカズラ


コチラのアケビカズラは葉が膨らんで袋状になっており、
葉の中に住むアリが捨てるゴミから栄養を吸収し、アリがはき出す二酸化炭素を光合成に使う「リサイクル植物」(解説板より引用)
なんだそうである。うひゃー、アリ植物はアカシア科の防衛共生しか見たことなかった! すごいな!
ティランジア・ブルボサ

こちらパイナップル科のアリ植物。葉の基部があつまって球のようになり、その中に蟻が住んでいるそうだ。これは防衛共生であろう。

マヤランの開花


菌類と共生する葉のない植物、マヤラン。園内に出現=開花したのは初めてだそうだ。もともと茨城にも自生しているが絶滅危惧種で、それがこうして出現したのは植物園の状態が良いことを示しているそうだ。
ワタのつぼみ、花、実



ワタというとどうしてもアメリカの奴隷労働を想起してしまうが流石に今は機械化されているようだ。
その他生き物 トンボとかキノコとか
あまりお目にかかったことのない美しいトンボが居た。色々調べたところコノシメトンボではないかと。


あとなんか全体的に美味しそうなキノコ。



科博の植物園だけあって写真でGoogle画像検索したら園のきのこ検索頁にたどり着いた。
絶滅危惧種の多様性地形図

山が高いほど絶滅危惧種の分布密度が高い地域となっている。こういう風に可視化してくれるとありがたい。あったかい、孤島、山などが要件のようだ。小笠原諸島の父島は24㎞²の島に80種もの絶滅危惧種が生息しているそうだ。密度高ぇ。
千年一日珈琲焙煎所CAFE
肉! シュークリーム! 果物! と旅行からこっち食生活が不摂生なためか清らかなものに引かれこの店に参った。




ブッダボウルはビーガンメニュー。ファラファルをメインに、黒板通りの野菜の総菜が美しくのせられている。どれもこれも大変美味しい。尚例の如くご飯は少なめにしてある。植物園からは10分程度だが筑波大学の外周を「ほほう、ここが筑波大学であるか」と感心しながら歩けるのでオススメである。
モッツバー
再びのモッツバー。

左上から、カルビ、牛タン、ハラミ。

いい塩梅に塩を振ってくれているので何もしなくても美味しい。

ジャガイモチーズにお好みソースと紅生姜と海苔を合わせたグラタン。熱々だが紅生姜でくどさが相殺され良いバランスになっている。
これにて3日目は終了。