青森市はモーニング文化圏であるとの情報を青森観光コンベンション協会の「あおもり朝活のススメ」で得たので二日目の朝食は珈琲茶館麦藁帽子でいただくことにした。
実に!実に好みの店内である。
こちらでいただいたのがピザトーストのモーニング、640円。
珈琲の後ろにミルクピッチャーがあるじゃろ?
あれ、中に入ってるのミルクでも珈琲フレッシュでもない、良質の無糖の生クリームを泡立てたもんなんだぜぇ~~!!!
つまりこの店では好きな分量でウィンナー珈琲を調整できるってわけさぁ~ヒャッハー!
もうテンション駄々あがりですよ。
勿論ピザトーストはピーマンの輪切りからも見て取れるように古式に則ったもの!
砂糖、コーヒーフレッシュはこんな端正な器に用意してある。コーヒーフレッシュの下にはコーヒー豆を敷いてあるんですよォ~どうですかこのホスピタリティ!
入り口の雑誌コーナーには老眼鏡まで用意してある!もてなし力がすごい!
後何より珈琲が美味しい!もう一軒行ったモーニングの喫茶店がアンミラみたいな珈琲だすとこだったんでこちらの珈琲のうまさを再認した!
大変満足のゆく朝食を頂いたので浅虫温泉に向かうことにした。
青森駅の青い森鉄道の切符販売所で浅虫温泉駅への切符を求めたところ、浅虫温泉までの往復チケットと入館券がセットになった1530円のお得な切符を案内される。
イェーイヤッター!
浅虫温泉駅で温泉卵を作れるところを聞いたところ、水族館とは真逆であったが大した距離ではなかったので散歩がてら参る。
温泉卵場の屋根には「麻蒸」の字が読み取れる。
ネットで調べたところ温泉卵は12分程度で作れるとあったので昨日青森ラビナで調達した緑の一番星を二個セットする。一個はうちに帰って目玉焼きにしていただくのだ。
左手に足湯があるのでここでのんびり待つのである。
ちょっと熱いんでぬるめようと水栓を探したが見つからない。やむなくじりじりと熱いのを我慢して入っていたら、
老婦人がお越しになったではないか!
旅の方かと思ったら地元の方!
唐突に「旅先の足湯で地元の方と交流する」イベントが発生したッッッ!!!
しかも「自分好みの温泉卵の茹で加減を御指南頂く」というおまけつき!
ご婦人によると12分では足りず15分がお好みらしい。
御指南に従いタイマーをセットしなおす。
ご婦人にはほかに、足湯は給湯の蛇口近くが熱いこと、後ろにある緑のタンクで熱を冷ましていることなどを教えて頂く。
一人旅であることを話すと、自分は一人では不安でとても旅行になど行けない、ということを言われる。あまりにも一人旅に慣れすぎてそんな気持の人がいるのだということに驚愕する。人間それぞれ向き不向きがあるので是も否もないが、これから浅虫水族館に歩いていくというとまた吃驚された。複数人数で行動すると想定外のことが起こった時の意思決定が面倒で機動力が落ちるので自分には一人旅がよいのです、と伝えた。そんな風に考える自分は利己的なのかもしれないと少し思った。
ご婦人に別れを告げて浅虫水族館に向かう途中でもう少しやりようがあったようにも思われる顔出し看板を見つけた。
なんかこう…あるだろう!!!
用途はわからないが創作意欲のうかがえるマグロの頭の彫刻が落ちていた。
さて浅虫水族館である。
カワイイ。
カワイイ。
もうお昼を迎えんという頃だったので水族館の軽食コーナーで和菓子を頂くことにする。
いと福さんのとろ串。黒蜜仕立てのたれが頗るうまい。団子が小ぶりなのもよい。
しとぎ餅。青森でみんな食べているおやつといえばこれ!とのことだったがよく特徴がわからなかった。普通に美味しい。すいません。
笹餅!これがまたうまい!中に餡入ってなくて砕いた胡桃が生地全体に練りこんである!ゆべしっぽい!これお土産で5個買って帰るはずだったのにいっぱい注文したせいかおばちゃんが忘れてた!あああああ笹餅ぃぃぃぃぃ!!!
おなかがくちくなったので水族館を見て回る。
イルカのショーのシナリオが「不思議なパワーで浅虫温泉という異世界に飛ばされちゃった子イルカが寂しくて泣いてたら残りの家族も異世界に飛ばされてきた」という冷静に考えたら穏やかじゃない話だったがいいんだよねイルカだから。
浅虫水族館の看板水槽「むつ湾の海」
た…確か…白イワナ…。
カワイイ。
大分長い間アオイガイとタコブネを取り違えていたことに気づかされた。
私はオタリアと相性がよいそうなのだが
キタオットセイの遊泳能力がサイコーだったのでキタオットセイに片恋中であるハァハァ。
ゼニガタアザラシもかわいかった。
あとは淡水魚が暑苦しくてよかった。
今日の夕食は居酒屋ふく郎である。晩御飯の店が決まらずしくしく泣きながらホテルでググって「お酒飲めないですけどよろしいでしょうか」って予約お願いして行った。ありがとうGoogle Mapで高評価を付けた人たちありがとうお酒飲まなくて儲け少ないのに予約受けて下さったお店の人。
茄子の赤紫蘇巻を濃い口の豆腐に載せたお通し。うまいです。
もしかしてみみずく見立ての大間岩もずく580円。
すごくでかいホタテ貝柱、根曲竹、舞茸、ネギの入った極上の津軽貝味噌980円。サイコー。マジでサイコー。
海峡水タコ、ホタテ貝柱、カンパチ、外ヶ浜のヤリイカ、ソイのこぶ締め、マグロをちょっとずつ乗せたお刺身ちょっと盛が980円。勝った!どれもうまいがミズダコが殊の外うまかった。ずーっと口ん中でくにくにくにくにしてるのにうまみがしみじみ出てくるの。
これに緑茶一杯でお会計が3420円。誠に満足である。
ホテルに帰り満を持して温泉卵を頂く。
ご婦人の勧め通りに仕立てたところ私の好みからするとちょっと白身が固まりすぎていたが、ご婦人好みを頂けたということにした。黄身が大変濃厚で調味料が不要であった。うまいうまいうまい!マジレスすると13分くらいでいいと思うよ!
これにて二日目終了。