一晩寝かせたら驚きのうまさに!
【材料】
パウンドケーキミックス
バター
玉子
うっすい味のブルーベリー
製菓用ダークチョコレート
マーロウのカラメルソース
砂糖
ポッカレモン
紅茶葉
【作り方】
- ブルーベリーを味見してそのぼけたうっすい味に落胆する
- 何とか美味くしようと考える
- 甘さと酸味が足りないのがいかんと気づき密閉容器に移し砂糖とポッカレモンをぶち込み振り混ぜた後冷蔵庫で2日間寝かせる
- クリームチーズを一辺1センチ程度のダイスに切り密閉容器に入れ砂糖をぶち込み降り混ぜた後冷蔵庫で2日間寝かせる
- ブルーベリーを味見して酸味が足りないのがいかんとポッカレモンを入れる
- さらに味見をしてこくが足りないのがいかんとメープルシロップを入れる
- さらにさらに味見をして締まりがないのがいかんと紅茶葉を入れる
- ちょっといい感じになった
- チョコレートを刻む
- バターをレンジで溶かす
- オーブンを予熱する
- 説明書通りの手順でパウンドケーキの生地を作る
- 生地にマーロウのカラメルソースを入れてミックス生地独特の安易な香りを格上げする
- パウンドケーキ型の1/3の高さまで生地を流し入れる
- ブルーベリーとクリームチーズをバランスよく並べる
- 14が隠れる程度生地を流し入れる
- 追いブルーベリーする
- 残りの生地を入れる
- 刻んだチョコレートをトッピングする
- レシピ通りの温度時間で焼く
- 焼成時間が終わり串を挿して確認したところブルーベリーの水分が多く小麦粉をまぶすのを怠ったためにすっげぇ生焼けな状態であることが判明し頭を抱える
- アルミホイルをかぶせ同じ温度で10分ごと焼成延長のたびにちまちま串を刺して確認する
- 真ん中の一番焼けづらいところに挿した串にほやほやしたスポンジ状が付いたところで安堵する
- オーブンから出す
- 冷めるのを待って切って味見
- 焼け具合に問題はないが全ての要素がチョコレートに負けていた かけすぎたようだ
- 失望と共に冷蔵庫で一晩保管
- 翌日切っていただく
- 一晩寝かせたことで味にまとまりが出た!
- うまい!
【このレシピのいきさつ】
母が農園から取り寄せているというブルーベリーを3日ごとに1パック合計3パック持ってきたのである。味見したところブルーベリーに期待するであろう酸味と甘みが薄く全体ぼけておりあまりよろしくない。1つ目は砂糖漬けにして返した。2つ目はプリザーブドのブルーベリーソースにして返した。3つ目はパウンドケーキにすることにした。パウンドケーキには3種類ぐらいの具をあわせ組み合わせの妙を楽しむのが流儀である。ブルーベリーはよくレアチーズケーキに仕立てられているのでクリームチーズが合うだろう。もう一つ何を合わせようか。カカオニブをトッピングしようかと思ったが生憎切らしていたので余っていた刻みチョコレートをトッピングすることにした。しかしブルーベリーを生地に入れる前に小麦粉をまぶすという手順を忘れていたために生地に水分が移り生焼けが大変ヤバイことになった。ネットで検索したところパウンドケーキの生焼けには電子レンジによる過熱か追いオーブンかどちらかで対応すべしとある。しかし電子レンジでは生地が硬くなるとのこと、それは大変イヤなのでひたすら追いオーブンした。何とか焼きあがったので冷ました後一切れ頂いたところ全ての味がチョコレートに負けておりいくらぼけた味とはいえブルーベリーを活かしきれなかったことを悔いた。また折角のクリームチーズも生地に平準化され面白いものではなかった。材料に申し訳なく思いながら一旦セリアのパン用フリーザーバッグに入れ冷蔵庫に保管した。翌日口さみしくなってフリーザーバッグを開けたところとても良い感じのブルーベリーの香りがした。大いに期待して一切れいただくと、冷やされたクリームチーズがもっちりと濃厚で、チョコレートは焼き立てほど主張せずしかしながら風味よく、ブルーベリーの香りの高い…つまり私が意図したとおりのパウンドケーキになっていたのである。しみじみと味わいながら、次に水分量の多い材料を使う際は小麦粉をまぶすのを怠らないよう自分自身に誓ったのであった。
そして実のところ…私はブルーベリーがそれほど好きではないのである。