即興厨房

大船市場で野菜を大量に買い込んでええ感じのお総菜を一週間分作ってはブログに記録する人です。器は骨董屋でこつこつ集めたぐい飲みやお猪口です。美術展、本、たまの旅行も記事にします。好きな動物はチー付与のどんぐりです。

【追記アリ】濃厚接触者としての自宅経過観察期間がようやく明けんとする今になって職場からPCR検査を求められたが結局検査せずに済んだ件について

2021年7月27日に第二子が発熱その他の症状。

2021年7月28日に第二子PCR検査陽性。

第二子の診断と同時に、同居人である私は濃厚接触者とされた。

その後保健所から、14日間は自宅で経過観察、症状が出たら連絡するようにとの案内を受ける。

子どもは3日ほどで熱が下がり診断後10日で解放。

幸い私も症状は見られず、あと2日で解放となるはずであった。

 

が。

 

職場から、12日からの出勤については問題ないが、できればPCR検査を受けてほしいとの電話があった。

その時点では検査料金の相場がよくわからなかったので、保健所などに相談してから折り返す旨を伝えた。

 

保健所に相談したところ、無症状であれば保健所で検査の手配はできない、自費で検査してもらうことになるとのこと。

また検査は経過観察期間終了後に行う必要があるとのこと。

 

そりゃあそうだろうなぁと思いながらネットで検索したところ、厚生労働省による自費検査実施機関のリストが見つかった。

ちゃんと検査料金も書いてあってなかなか便利である。

 

居住自治体で検査を行っている病院はたったの1軒、料金5万円。

高い。

 

その価格はどうも極端な例のようだが、近隣では最安が7000円、1万5000円から3万円程度が相場の模様。

 

しかしそもそも、無症状で14日を経過せんとする濃厚接触者にPCR検査が必要なのだろうか。

 

濃厚接触者においては、感染した同居人を隔離後、14日の間症状がなければ自宅での経過観察は解除される。これは厚生労働省が定めたルールである。

万一無症状病原体保有者であったとしても、14日間経過すれば感染力はなくなると厚生労働省が担保しているのだから、PCR検査は必要ないのでは?

 

職場に検査料金と共にそのことを伝えたところ、簡易検査キットを提案された。

 

(;゚ Д゚) …!?

 

(簡易検査って一時新橋とかでわらわら流行ってたけど、陰性を証明することにならないとか、検査精度に問題があるとか、陽性になったら結局再度病院でPCR検査を受けることになるのでやる意味がないとか、いろいろ言われてたやつだよなぁ)

(さらにキットだと自分でうまく検体採取できるかも不安だぞ…)

 

しかしまぁ職場の提案なれば少しでも信頼できそうなキットがあれば仕方ないからやろうか喃と思い調べていたところ、こんなチラシを見つけてしまった。

 

f:id:nekohann:20210810225053p:plain

https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_210326_02.pdf

 

( ゚д゚ )

 

えっちょっとどうすんのこれ…。

 

再度保健所に聞いてみたところ、

・濃厚接触者で2週間の経過観察期間に症状がなければ感染のおそれは少ないので検査の必要はないと考えられる 他の人に感染させることもないと考えられる(これを聞いたのは4度目くらいである。ほんとスイマセン貴重な時間を割いていただいて!)

・市販の抗原検査キットはあくまで抗原があるかを調べるものなのでこれまでに感染したことがあり抗原が検出されれば陽性となる

・検査キットで陽性となった場合は保健所に相談してもらい必要に応じてPCR検査を受けることになる

PCR検査で陽性となった場合はその日から10日間感染者として自宅療養となる

とのことだった。

 

(; ・`д・´)

 

原点に立ち返って。

私は単なる濃厚接触者で、感染者でも発症者でもない。経過観察期間中体温が36度以上になったことないのにそれでも検査は必要なのか?

何のための検査?職場の安全?でもそれは厚労省の見解に基づき保健所が担保してくれているのでは?

大体2週間謹んで生活していたんだから、外で普通に生活していた人よりも現在感染しているおそれは少ないんでは?それでも検査が必要ということであれば、もう誰でも検査が必要ということになるのでは?

 

という話を職場に伝えたところ、検査を絶対に受けなくてはならないということではないと説明された後、念のため別の自治体の病院に検査料金を聞いてみるよう言われる。

 

どうしても、どうしても検査をしろということなんでしょうかねぇこれは…。

で、指定された自治体の病院2軒に電話したところ、PCR検査料はどちらも約3万円だった。

 

半ばやけくそになって職場に電話、「もうPCR検査受けたほうがいいんですかねぇ」というと、やはり3万円というのは高いとこちらも思う、検査を受けなくてはいけないということではないとまたもいわれる。

 

出勤後話し合うことになるのであろうか。

なるんだろうなぁ。

 

厚生労働省の通達(https://www.mhlw.go.jp/content/000627457.pdf)では、

就業制限の解除については、医療保健関係者による健康状態の確認を経て行われるものであるため、解除された後に職場等で勤務を開始するに当たり、職場等に証明を提出する必要はないこと。

となっているが、これ感染者の話であって、濃厚接触者に対する規定じゃないからなぁ…。

でもそもそも私の健康状態には何の問題もないわけだしなぁ…。

第二子と一緒に自分も検査受けてればよかったんかなぁ…。

知人の家族が陽性になった際は自治体の判断で無症状の知人も検査を受けたといっていたがなぁ…。

しかし検査の必要性の判断は病院や保健所が行うものだからなぁ…。

 

禿げそう。

 

ベストなのは、2週間の経過観察期間に症状が出なかった濃厚接触者においては検査の必要がないという保健所の見解を職場の管理職が理解してくださることであるが、ことが起こった時に責任を取らなくてはならないという立場の人からすると、理解はしても検査結果は必要ということなんかなぁ…。

しかしことというのが感染者の発生ということだとすると、保健所の見解に従ってればいいんじゃね?というところにどうしても戻ってしまうんだよなぁ…。

こういうのが管理職の仕事なんだとしたらもうこのご時世全部リモワにしてほしいわぁ…。

 

職場で新型コロナの関係者になったのは私が最初なので、下手に動くと職場の先行事例になってしまう可能性がある点も懸念される。

誰にとっても7000円~3万円の検査料は安くはないだろう。

 

こうなると、嗅覚は消失したが他の重篤な後遺症もなく普通に仕事にいけるようになった息子を、喜ぶべき状態の息子を、感染に対し不注意だったのではないかと責める気持ちが微かに生まれている。

責めても仕方ないことなのに。

一番難儀なのは本人なのに。

こういう気持ちになるのは、検査を不当な要求だと感じているからだ。どうしても理屈に合うと思えない。なぜ検査結果を求められているのか。わからん。どうしてもわからん。必要な検査なら自腹でやる。しかし必要な検査だったらそもそも無料で受けられるはずなのだ。

 

転職したばかりで相談できるのは同期で入った同僚だけ。職場のルールに詳しい先輩と連絡先を交換していればと今になって思う。

 

最終的には検査キットあたりに落ち着くような気がする。

虚無。

 

【8/12追記】

出勤の前日の夜に、同期で入った同僚から「今日の朝会で、ネコタさんは何の症状もなく、保健所からも問題ないと言われたので明日から出勤しますって話があったよ、PCR検査のことは特に言ってなかったよ」とのラインが届いた。

12日に出勤、復帰について挨拶をした後、別途別室に呼ばれたりするかと思ったが、そのようなことはなかった。

PCR検査については、保健所が必要ないと判断しているのであれば誰の負担であってもする必要はないと考えられる。

この記録が何かの参考になれば幸いである。