朝食を6時半に食べたのでは日の出の6時50分に間に合わないことを学習した私は、朝食を8時に設定しなおして朝6時半にホテルを出た。金沢旅行三日目にして初めての兼六園である。
六浦神社の花手水
朝食待機中の白鷺
雪化粧
ホテルに戻って朝食を頂いた。
昨日の夕食が遅かったので控えめである。新しくいただいたのは加賀麩の味噌汁、牛肉と豆腐の煮たの、加賀野菜のカレー。牛肉と豆腐の煮たのはすき焼き風の甘辛で美味かった。味噌汁はとろろがよい。カレーはカレーであった。
それからいしかわ生活工芸ミュージアムに行った。トリップアドバイザーで伝統産業工芸館よりよほど筋のいい工芸品がそろっており土産探しに好適と読んだためである。なるほど手の届く値段の、好もしい工芸品が充実していた。
目細八郎商店のめほそ針はじめて針セット800円。昨日の刺繍で使ってなんだか感心したので購入。
紫檀の菓子切り唐草柄1100円。原稿用紙皿にそぐう季節を問わぬ上質の菓子切りを探していたので丁度よかった。
足つき丸豆皿550円。だってかわいかったし小さなものを載せると映えそうだったんですもの。
石川県立歴史博物館に行った。元陸軍兵器庫であった渋い建物である。こちらは神饌の展示がすこぶるよかった。撮影不可の飛鳥時代の銅造如来及両脇侍像もとても奇妙でよかった。如来の座する蓮華座から左右に茎が伸びうねったその先の蓮華座に脇侍が立っているのである。同じく撮影不可の御物石器も気になった。
またこちらには頗るイケメンの獅子頭があった。
拝領獅子とのこと。
大鋸太郎という反故紙が好きすぎて表具師になったという重度なお方の蒐集品の展示も大変良かった。君とはいい酒が飲めそうだ。
それから腹をふさぎにル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWAに行った。
手前がリュクス、奥がミルノワゼット。ウインナー珈琲とあわせ1677円。
おもいのほか時間が余ったので雪の吹きすさぶ中もう一度金沢城駅を訪ねた。金沢城は何だかカラスの王国であった。
それから駅に行きゆっくり土産を選んだ。荷物を発送するつもりなので冷蔵生鮮品以外はここで確保しておきたかったのである。