即興厨房

行き当たりばったりの買い物から週に一度一週間分のお惣菜をひねり出す工程の記録。下の息子が戻ってきたので二人暮らし調整中。

やもめのにちようび

朝6時に目が覚めた。最近大体寝覚めがよろしくなく頭痛がしたりだるかったりするが前日から仕込んでおいたアイスカフェオレを一気に四口ほど飲むと復活するのでこのところそのようにしている。朝のニュースを見たいので7時からNHKを点けるスケジュールで一週間分のお惣菜を作りにかかる。まずは先週の残りのお惣菜を廃棄し保存容器や鍋を洗う。湯を沸かし茶を入れる。顔を洗う。冷蔵庫の野菜室の全ての野菜を炬燵の天板に載せ献立を考える。新旧入り乱れてトマトが10玉、セロリ1束、白菜半株、蕪中玉一束、細いアスパラ一束、大根1/4、キャベツ1玉、長芋半分、コリンキー半分、ブロッコリー新旧あわせて2つ、エリンギ新旧あわせて2パック、ブナシメジ新旧併せて2株、榎茸1株、ブラウンマッシュルーム1袋。長芋は断面が黒くなりかけて大変やばい。ブロッコリーも花蕾が部分的に黒くなっていて諦めたいが案外緑がいきいきしているので捨てるに忍びない。トマトは大分柔らかく熟しているのが半分ほど。大根はしなびているが薄切りにしてサラダにするのであれば来週まで持ち越せよう。想定外が榎茸である。昨日買ってきたばかりのを買い物袋に入れっぱなしにしていたためくったりして開けるとアルコール臭がする。涙を呑んで廃棄した。

 献立は以下の通りとした。

白菜と長芋、油揚げ、ブナシメジの酒粕入り味噌汁

トマトとセロリの塩和え

コリンキーとブロッコリーの三杯酢和え

蕪とコリンキーとマッシュルームとアスパラのオリーブオイル炒め

さらに昨晩から塩こうじと柚子胡椒と麺つゆにつけておいたサラダチキンを仕上げる。

 

料理中は脳みそが暇なので放送大学を聞くのを倣いとしている。ラジコで聞けるので、今期は、行政学概説、公衆衛生、感染症と生体防御、美学美術史研究、比較認知学を履修した。大体何の学問でも聞いているうちに面白さがわかってくるし、本であればわからないところにぶつかればそこから進みづらくなるところラジオはとりあえず先に進んでくれるので気楽である。ラジコでのながら勉強、超オススメ。

閑話休題

長芋を使い切るのが一大目的なのでまずは長芋の皮を剥き短冊に切りティファールの16cm径のソースパンに入れる。冷凍しておいた油揚げ二枚を水道の湯で揉みほぐし油を抜き短冊に切る。ブナシメジは石突をとってばらす。あとは白菜のざく切りを鍋が一杯になるまでみちみちに詰めていく。8分ほど水を張りティファールの圧力鍋に移し替え低圧にセットし火にかける。最初は中~強火、蒸気が出ても10分以上そのままにしておく。山岡士郎あたりに怒られそうだが私は味噌汁の野菜はぐだぐだに煮えたのが好きなのだ。もちろんじっくり加圧すると細胞膜が破壊されるのでうまみが出るという実務的な利点もある。

サラダチキンに取り掛かる。シャトルシェフの内鍋に7分ほど水を入れ火にかける。湯沸かし中暇なので塩トマトを作る。1600mlの保存容器一杯にまずはセロリの葉をざく切りにして入れて塩をまぶした後一口大に切ったトマトを投入する作業に進む。トマトは塩だけでうまいのだ。

トマトが保存容器に満ちたころ鍋が湧き始める。子どものころは水が沸騰する温度が100度だと聞いて沸いた湯は100度を超えないものだと思っていた。しかし先日測ったところすんげー沸いてる湯は110度くらいを示しておった。爾来100度より低い温度の湯が必要なときは沸く前から温度計を設置するようになった。90度前後になったところで火を止め漬け込んでおいた鶏むね肉をサランラップでキャンディ包みにして端っこを結んだものを投入し30分のタイマーをかける。ここで丁度7時になったのでテレビをつけ朝食を作る。目玉焼きを二つつくり納豆と醤油と牡蠣醤油を入れ混ぜる。これに先週の残りのブロッコリーとズッキーニを添えて朝食である。テレビではなんとなく居心地の悪くなるようなニュースをやっていたような気がするがよく覚えていない。

この間に一度タイマーでサラダチキンに呼ばれた。鶏むね肉を二枚以上同時に調理するとき熱が均等に加わるように1時間保温のところ30分で一度位置を変えるようにしている。しかしどれくらい効果があるのかわからないまじないのようなものである。しかも今回は一枚だからたぶんやらなくていい作業だろう。とはいえ呼ばれたので位置を変え、改めて30分のタイマーをセットした。

7時45分になってニュースが終わったので総菜づくりを再開した。大鍋に蒸し器をセットし水を張る。ところどころ不安な黒を呈しているブロッコリーの不安な部分をこそぎ取る。コリンキーは半分に切り種わたを大匙でとり一口大に切る。どちらも加熱に時間のかからない連中なので同時に入れ蓋をして強火で沸騰させる。これはもう放っておいてよいので、蕪のオリーブオイル炒めにとりかかる。ウォックパンにブラウンマッシュルームを薄切りにしたものを入れ浸るほどのオリーブオイルを入れる。塩を小匙1杯とパセリを大匙1杯ほど入れて中火でじりじりと炒めマッシュルームに油と塩を十分に含ませる。なんだかうまそうな匂いがしてきたら6つ割りの蕪と一口大のコリンキーを入れる。ついでにうまいからオリーブオイル足しちゃう。蓋をして蒸し焼きにしたまに開けて混ぜてやる。この間同時進行のブロッコリーについては適宜様子を見てやらねばならない。蒸しあがったかどうかは竹串を刺して確かめたほうがよろしい。自分好みの柔らかさになっていたら保存容器に移して三杯酢を一回し。ウォックパンに戻ろう。蕪が半透明になって、加熱したアブラナ科の根菜特有の甘い香りがしてきて、マッシュルームを味見してうまかったらざく切りにしたアスパラガスを入れて小匙半分の塩を入れ追いパセリをする。アスパラガスがつやっぽく油をまとったらできあがり。

この間にサラダチキンに再度呼ばれるので取り出してカレー皿かなんかに入れて冷ます。中は結構熱いので慌てて始末しようとすると火傷してたいへんなのだ。

圧力鍋の蒸気がこのころには抜けているので16cm径のソースパンに移し味噌と酒粕をみそこしに入れ小さな泡だて器で溶かす。味見をして酒粕の甘さの勝る辛過ぎない仕上がりになっているのに満足した。

買っておいた鶏もも肉農協流に塩漬けにする。最近はこれの皮側にマキシマムをかけ肉側にチーズをまぶしてホットサンドメーカーで焼くという自分としては悪魔的なレシピにはまっている。普通の鶏もも肉でやるより農協流でやったほうが肉が締まってはるかに美味いのできちんと手間をかけて下ごしらえしておくのである。

このころになると早起きの反動で眠くなってくる。朝健康的な食事をしたのだからいいだろうとカップヌードル食べちゃう。そんで小腹がすきそうだから自家製のアプリコットと干しブドウの砂糖漬けをデザートに頂く。

午後の掃除に備えて前日から洗濯機で漂白剤に漬け込んでいた雑巾を45リットルの水量脱水二分で洗濯する。水の量を多くすると埃の再付着を防ぐことができ、脱水二分にすると水拭きに最適な湿り具合になる。怠け者の知恵である。

電子レンジであっためたゆたぽんをおなかに、肩用の小豆の力を肩に設置、デパスを服用してしばらくネットを見て眠気が来たらお布団に入ってオヤスミナサイ。

入眠が早すぎてアラームをセットするのを忘れていたが幸い丁度良い2時半に目が覚めた。やはり寝覚めがよろしくないので朝の飲み残しのカフェオレを一気飲みし茶を煎れ亀田の味好みとそれでも足りないのでぼんち揚げをつまむ。外はえらくいい天気で、きっと洗濯物が乾かなくて泣いていたお母さんたちも一息ついていることだろう。自分も布団を干し掃除を始めた。まずは図書館から借りた本がこたつ周りに獺祭式になっているところを片付ける。サラダチキンを弁当用に小分けして冷凍する。手元用のごみ箱のごみを分別する。段ボールと古着をマンションのごみ置き場にもっていく。このところ気になっていた靴箱を整理したところ、主のいない折り畳み傘用袋が6つもたまっていたのにびっくりする。道理でごちゃごちゃしていたはずだ。諸々片付いたので棚やテレビなどを拭き上げた後掃除機をかける。とりあえず掃除が終了したので取り込んだ布団に寝転がってスマートニュースを見てだらだらした。そのうち腹が減ってきた。見れば6時で少し早いが夕食にしてもよかろうと思われた。

夕食用には昨日からハンバーグを志して合いびき肉を解凍していたがいまだ半解凍であり、そしてまた鶏もも肉を下ごしらえしているうちに鶏もも肉が食べたくなってしまったので本日は鶏もも肉を焼くことにした。職場で遅番の日は日本一という焼鳥屋でレバとつくねを一本ずつ買いおやつにしている。その時毎回もらえるやきとりのたれで照り焼きを作ってやろうと思ったのである。ホットサンドメーカーをさっと水で洗い、照り焼きのたれを三袋も奢る。それから肉を並べ閉じて何度か天地を返した後中火にかける。トマトと味噌汁を盛り付ける。夏なので味噌汁も冷たいままだ。

たれを奢りすぎたせいか、ホットサンドメーカーの縁からじぶじぶとたれだか水分だかわからないものがにじみ出て気の早いこんがりした良い香りが漂い始めた。肉が焼けないと話にならないので焦げるのも構わずそのまま焼き続ける。裏返しつつ何度か中を見て、うまそうなぷりぷり感が出たところで皿に盛り付けさて夕食である。

トマトは柔らかくなっていた分実にジューシーでうまい。幸せはトマトサラダにあり。セロリの葉はどうにも強くて舌触りがよろしくなくてジューシーに全くそぐわないが浅緑が目に心地よいので許した。味噌汁はブナシメジと山芋の相性が想定以上によく、また山芋がねっとりとうまく煮えていた。

鶏の照り焼きは、白状しよう、思っていたよりも鶏の照り焼きではなかった。やはり魚焼きグリルでじりじりかりかり焼きながらたれを塗ったものには勝らなかった。また照り焼きにするのであれば下ごしらえをしない鶏もも肉の方が合いそうだった。鹹味が強いように思われるのだ。しかしそんなこととは別にホットサンドメーカーで焼いたときの鶏もも肉の独特のぷりぷり感はほかに代えがたいものがある。照り焼きとしてもたれが煮詰まってこげついたあの感じがないというだけで十分にうまい。今度はホットサンドメーカーで素焼きにした鶏もも肉をフライパンに移してたれを絡めてやろうか。そこまでしたらほんとうに美味い照り焼きに巡り合えるのではないか。

一通り真面目に家事をこなしたご褒美として昨日から待ちに待っていたハーゲンダッツのコーヒークッキーサンデーを頂いた。何だこりゃ、頗るうまいじゃあないか。ベースのコーヒーアイスにチョコレートクッキーのこっくりサクサク感がたまらん! チョコレートソースのくっきりとした味わいは塩が入っているからなのか。大変うまい。次見つけたらまた買おう。

この日記をあげたら、またお布団に横になってヤングジャンプのアプリで孤高の人とラジエーションハウスと封神演義イノサンねじまきカギュー王様の仕立て屋とここは今から倫理ですとスナックバス江とノノノノエルフェンリートとスピナマラダを読んでその後はまんがBANGで刃牙最強死刑囚編を読んで寝転ぶのに飽きたらまとめスレ読んで少し試験勉強してバランスボールでストレッチした後翌朝用の牛乳出しコーヒーを仕込んで寝るのだ。

これがやもめの日曜日である。