即興厨房

大船市場で野菜を大量に買い込んでええ感じのお総菜を一週間分作ってはブログに記録する人です。器は骨董屋でこつこつ集めたぐい飲みやお猪口です。美術展、本、たまの旅行も記事にします。好きな動物はチー付与のどんぐりです。

はすいもとかはぐらうりとか使ってみました@今週のおそうざい

はい、一週間空いて今週のメンバーは以下のようになります。

 

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小粒でかわいい椎茸2パック 2パック共先週繰越

ピーマン2袋 2袋共前週繰越

茄子3つ 3つ共前週繰越

小さめキャベツ1玉 前週繰越

人参2袋 1袋前週繰越

ブナシメジ4株 大きい1株前週繰越

小さいエリンギ 1パック前週繰越

大きい玉ねぎ2玉と1/4 1/4前週繰越

舞茸2株

エノキダケ3株

蓮根1袋

大きいトマト4玉

セロリ1株

蕪一把

はぐらうり1つ

はすいも1パック

 

…というわけでですね、はすいもとはぐらうりってなんだ、という話になると思うんですが、あれなんですよ自分珍しい野菜見るとつい後先考えずに買っちゃう癖がありましてですね。はすいもは前買ってお味噌汁に入れたら維管束だらけの茎がいい塩梅に汁を含みましておいしかった記憶がありましてね。この茎の管は維管束なんだろうなぁという裏取りのためにwikipedia調べてみたらですね。

これ肥後ずいきじゃあん。肥後ずいきってこれから作られてるんじゃぁん。

まぁそういうちょっとアレな情報も踏まえましてですね、おいしくいただきましょうという、そういう流れです。

で、はすいもなんですが、こちらwikipediaやらいろいろ見たところ、里芋の近縁種で葉柄をいただくものらしいですな。あくが強いんでさらしてから酢の物などに使うようですが、レシピみたら味噌汁あったんで手軽な味噌汁に流れた次第です。

あと性具としての効用ですが、はすいもに含まれているサポニンがええ感じに性感を高めるということで干したものをこう編み上げて竿にはめて生でするとああん気持ちいいってぇ塩梅になるらしいんですが、サポニンってお茶にも含まれてますよねぇ。そんな効用があるとは今の今まで知らなんだ。

あとはぐらうり。これやまとうりとかそういうなんか大和言葉とか地名由来なのかと思ってましたら柔らかくてはがぐらぐらしてるお年寄りでも食べられるからはぐらうりっちゅー身もふたもない由来でしたわ。漬物などに多用するとのこと。うん、まぁ名前はどうでもええから美味しくいただくすべを模索するとしようか。

そんなわけで本日はざっくりこんなお惣菜を作成しました。

 

肥後ズイキはすいもと茄子と油揚げと椎茸の味噌汁

→夏なのでだしを効かせて味噌のもったり感を減らすよう努めた。はすいものはざわりがしゃくしゃくしていて楽しい。椎茸は味を含んで柔らかく美味い。夏の味噌汁らしいなかなかの仕上がりに。

はぐらうりとセロリと人参の塩昆布和え

→はぐらうりはもったりとした舌触りが塩昆布のぬめり旨味と相性がよく、そこにセロリの香気と歯ざわり、柚子胡椒のアクセントがあいまってこれもなかなか。

トマトのオリーブオイルサラド

→いつものだからな。塩は強めがなかなか。あまり癖のない味付けにしておくと後でつぶしがきく。

ピーマンとエノキダケと人参と糸蒟蒻の味覇炒め

蓮根と蕪とキャベツの蒸したの

→蓮根はじつにいい塩梅のシャキシャキぷり。生蒸し感なし。一方の蕪はもう少し蒸した方がよいような青みがかすかに残った。キャベツは甘くて特段の問題なし。

鶏もも肉、玉ねぎ、ブナシメジ、キャベツ、ニンジンのチーズィーチキン

 

まず味噌汁から。あくを取らねばならぬはすいもは手で引っ張るようにして皮をむき1㎝ほどの輪切りにして水にさらす。茄子は半月にする。椎茸はかわいい大きさなので石突だけ取ってそのままで。油揚げは小さめの色紙に切る。すべての材料を切り終えたころに灰汁が抜けたと解釈する。18㎝径の鍋に、にんべんの鰹節粉を大匙二杯、他材料をすべて入れ水を8分目ほど入れる。改めて圧力なべにすべて移し、低圧力に設定してから中から強火にかける。

 

この間にピーマンをやっつける。糸こんにゃくを袋から出して洗いざく切りにする。そのままフライパンに入れて弱火で乾煎りにする。ピーマンは短冊、人参はスライサーで繊切、えのきは石突を落としてから更に半分に切ってウォックパンに投入する。糸こんにゃくの表面がマットになってきたらともどもウォックパンに入れて蓋をしてご本人様たちの水分だけでまずは弱火で蒸して嵩を減らす。

 

この間に圧力なべが沸騰してくるので第三の五徳に移して弱火にする。

 

ピーマンが蒸し上がるまで暇なので蓮根に取り掛かる。大きなアルミ鍋に蒸し器を設置し蒸し器に干渉しない程度に水を入れる。蓮根は皮をむき乱切りにした先から水に放つ。すべて切り終わったら蒸し器に入れ沸騰を待つ。ピーマンの様子を確認してまだ蒸し上がっていなかったら引き続き蕪の処理にかかる。株は茎のついている部分をもろともに切り落とし八割にする。面倒なので皮は剥かない。茎はまた別建てで使う機会もあろうから取っておく。まだピーマンが蒸し上がっていなければさらにキャベツに移る。キャベツは1/4をざく切りにして水に放つ。

 

さてそろそろピーマンが蒸し上がったようだ。

嵩が半分ほどに減っているので、まずは味覇をフォークで掻き入れる。大匙一杯くらい見当である。それだけだと単調な味になるので塩こうじを入れる。こちらも大匙一杯くらい見当である。アクセントが欲しいので白コショウを入れる。塩梅がよくなるまで塩コショウなどを入れて調味して腑に落ちたら完成。密閉容器に移す。

 

そろそろ蓮根も蒸し上がっている頃だろう。竹串で刺して刺されば蕪、キャベツを投入する。蓮根はやや火が通りづらいのでこのように時間差を設ける。蓋をして水量が乏しければ差し水をしてまた蓋をして蒸す。

 

暇なのではぐらうりの処理にかかる。

はぐらうりは皮をむきウリの仲間なりの種わたを手でこそげとる。八割にしたものを5~7mmの厚さに切って密閉容器に投入していく。食べてみると柔らかくてとろんとしていてどうもぼんやりした味わいなのでセロリを動員することにする。セロリは茎の部分をスライサーで薄切りにする。彩りが今一つ寂しいので人参をスライサーで繊切にする。ここに塩昆布長を1パック、いりごまを大匙2、さわやかさが欲しかったので柚子胡椒を小さじ1入れる。蓋をして上下左右に振り混ぜて完成。

 

このへんで蓮根以下が蒸し上がっているので、密閉容器に移しレモンソルトと塩と三杯酢で調味する。完成。

 

このあたりで圧力なべの蒸気が抜けているので18㎝径の鍋に戻し味噌漉しにちょっと少なめの味噌を入れてちょいちょいとスプーンで漉してやって適当に冷めるのを待つ。味噌汁の完成。

 

トマトについては八割にしたものをさらに半分にしたものを密閉容器に入れオリーブオイルと塩とバジルとパセリとオレガノをあわせ上下左右に振り混ぜて完成。

 

遅番に備えたご飯にかけるワンディッシュメニューに取り掛かる。玉ねぎは半分と1/4を櫛切りにしてどうにもでかすぎるのでさらに横半分に切ったものをウォックパンに入れわずかなこめ油をまぶして弱火で蒸す。この間に鶏もも肉を一口大に切り塩胡椒をまぶしておく。玉ねぎが透明になってちょっと甘い感じのいい匂いがしてきたら鶏もも肉を投入し色が変わるまで炒める。ブナシメジ大きいの一株と小さいの一株、それぞれ石突をとって投入する。人参一本はいちょう切りにする。キャベツは1/4をざく切りにして投入しあとはてきとーに炒める。20㎝径の鍋に移し500㏄の水を入れ溢れないことを確認した後さらにシャトルシェフに移す。シャトルシェフは中火で加熱、沸騰したら保温調理に移る。なんか適当に4時間くらいしたらいい塩梅になってるのでルーをすべて投入しもう一度そのまま保温する。ルーがとけたら混ぜながら弱火にかけ沸騰したら再び保温する。これで3時間なり4時間なり放置しておけばうまいもんができあがるので20㎝径の鍋に移して粗熱が冷めたあたりで冷蔵庫に入れる。

 

以上。