即興厨房

大船市場で野菜を大量に買い込んでええ感じのお総菜を一週間分作ってはブログに記録する人です。器は骨董屋でこつこつ集めたぐい飲みやお猪口です。美術展、本、たまの旅行も記事にします。好きな動物はチー付与のどんぐりです。

キノコを買いすぎたこと。

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本日総菜に変換する食材は以下の通りである。

ブナシメジ:5袋+1パック。うち前週繰越2袋+1パック。「軸を食べるブナシメジ」はばらかさなくても石突を切り落とせるので大変重宝している。

エリンギ:3パック半。内半分は前週繰越。

マイタケ:二株いり1パック。

ブラウンマッシュルーム:1パック。前週繰越。

エノキダケ:3パック。

大根:半分。

茄子:11本。内小3本前週繰越。新規5本はゼブラ。美しい茄子である。

キャベツ:3/4個。前週繰越。

人参:4本半。うち1本半前週繰越。

ブロッコリー2株。

白菜小。

葱二本。前週繰越。

玉ねぎ1と3/4。3/4は前週繰越。

コリンキー半分。前週繰越。

ちょっとくたびれたセロリ3本。

トマト6個。内2個前週繰越。

生姜ひとかけ。前週繰越。

油揚げ六枚。前週繰越。

ワンプレート用:鶏もも肉2枚。

 

安けりゃいいという信条のもとに無計画に買い漁った野菜類から味噌汁と副菜四種、ワンプレート用の煮込みを作成するのが本日のミッションである。ところでキノコ買いすぎだよね。

 

なお本日は燃やすごみの日である。回収期限の午前8時半までに廃棄物を確定してゴミ出しをせねばならない。したがって本日は休憩なしの集中作業となる。ところでキノコ買いすぎだよね。

 

まぁキノコの買いすぎを嘆いていても仕方ないので、今回は「状態のよいキノコのみを翌週繰越にするための自然且つ効率的なキノコの消費」をも目することとする。

 

まずは味噌汁から作成する。

 

白菜、茄子5本、大根半分で1籠100円という狂った値段で購入した野菜のうち大根の一部が既に黒くなり死にかけていたので彼をメインにする。かつここではキノコの消費も積極的に勧めることにする。結果、大根半分、人参半分、エリンギ1パック半、エノキダケ1株、ブナシメジ1パック、葱一本、油揚げ一枚でキノコ汁寄りの味噌汁を構築することとする。

大根は皮をむき銀杏切りにする。人参も同様。エリンギは横半分に切ったものを1/4から1/8目安に手で縦に割いていく。エノキダケとブナシメジは石突を切り落とす。ねぎは斜め切りにする。コクを出すために油揚げを採用、半分に切った後細めの短冊切りにする。以上をすべて一旦ティファール18㎝径のソースパンに投入、にんべんのかつおぶし削り粉を大匙一杯入れた後八分目まで水を入れる。その後ティファールの圧力なべにソースパンの中身をすべて流し入れ圧力を低圧にセットし中火にかける。なおソースパンを中継するのは最終的な保管地がソースパンであるため容量オーバーを避けるための措置である。

 

味噌汁の具を煮ている間に次の作業に取り掛かる。

 

茄子が大量である。この茄子を何とかしなくてはならない。少なくともぴかぴかのゼブラ以外は今週処理してしまわなくてはならない。且つなんかこうさっぱりした夏っぽいものが食べたい。というわけで蒸し茄子の生姜風味を作成することにした。蒸し茄子の生姜風味は焼きナス食いたし手間省きたしという夏の台所仕事の葛藤が生み出した焼き茄子風味の何かである。今回はこれをあえて醤油を使わず塩味で仕上げてみることとする。

 

ブナシメジ2袋の石突を取りティファールの26㎝ウォックパンに投入する。人参半分は皮をむきティファールの上に据えたスライサーで繊切にする。ウォックパンにごま油大匙2杯と塩小さじ1杯を投入、中火にし木べらで一混ぜした後蓋をして放置する。その間に茄子のへたを落とし縦半分にしてから一口大の乱切りにしたものをざるに用意しておく。

ブナシメジと人参に程よく油が回ったところで茄子を投入、一混ぜして再び蓋をする。この間に生姜ひとかけをセラミックおろしでおろしておく。ちょっと鍋を覗いてみるがまだまだ茄子は頑なである。手すきはゴミ出し遅延という致命傷につながるのでこの間にもう一つの準備をする。

 

ブロッコリーを洗い桶に投入する。なんかこう内側に潜む虫的な何かが水死することを期待しての措置である。コリンキーの種とワタをスプーンでくりぬく。コリンキーの肉質は一般的な西洋カボチャに比べ柔らかいので刳りすぎに注意したい。へたを切り落とし、四ツ割にした後7mmほどの厚さに切る。26㎝径の大鍋に蒸し器をセットしコリンキーを投入する。

ブロッコリー2株を一口大にする。まずは外周から枝を切り離してゆき、回しながら中央に向けて枝を切り離していく。中央の密集地帯はこれまでの枝と合わせた長さ程度に切る。これらは都度水に投入していく。すべて切り離した後一口大とするにはつらい大きさのものの茎に切り目を入れほどく。ブナシメジは石突を落とす。すべて大なべの蒸し器に投入する。

 

このぐらいの頃には圧力なべが沸騰している。弁が上がり圧力が一定になったら弱火にしてなんか適当に待つ。細胞壁が破壊された甘い匂いがしてきたら火を止めて圧力が下がるのを待つ。弁が下がったところで18㎝径のソースパンに移し味噌汁を溶き入れたら味噌汁の完成である。

 

ここでウォックパンを覗いたがまだまだ茄子は頑なである。もう一品の下ごしらえに取り掛かる。

 

玉ねぎの皮をむき半分に切る。永沢君のツノみたいな部分は切り落とす。根は切り落とさず上から剥がした皮を持ち手としてスライサーで薄切りにする。サラダスピナーに水を張り、そのままさらす。

 

このころには茄子が程よく熱が通り柔らかくなっている。実は翡翠色になっている。蓋を開け塩を回しふり擦っておいた生姜を投入し混ぜる。味見をすると、茄子を柔らかく加熱したものはこんなにもうまいものだということがわかるだろう。タッパーに移し、斜めに蓋をして埃をよける。

 

ここで大鍋に戻る。コリンキー、ブロッコリー、ブナシメジを入れた大鍋については蒸し器に干渉しない程度に水を入れ蓋をして強火にする。

 

蒸し器が仕事をしてくれている間、もう一品を始める。

 

全てのトマトを水に放つ。作りたい容量の密閉容器を用意する。水の中のトマトを盲牌し柔らかくて翌週まで持ち越せなさそうなやつを優先して取り出す。トマトは八割にした後半分に切って密閉容器に投入していく。密閉容器が満ち足りたら作業停止、オリーブオイルと塩を入れたところに蓋をする。蓋をしたまま密閉容器を縦横無尽に振り混ぜて程よく味がなじんだら出来上がりである。今週は四つを消費した。

 

大鍋を覗く。ブロッコリーがいい色に汗をかいていたら念のため一番固そうな茎の部分に竹串を刺してみる。食べたい固さになっていたらタッパーに移す。三杯酢と塩にカルディで買ったスパイスアップレモンペッパーをがりがりして蓋をする。蓋をしたまま密閉容器を縦横無尽に振り混ぜて程よく味がなじんだら出来上がりである。

 

水にさらした玉ねぎから気持ち辛み成分が抜けている頃である。水を張ったまま上にスライサーを据え付けて今度はキャベツを千切りにしてゆく。サラダスピナーにいっぱいいっぱいになったらざるをあげる。サラダスピナーで水気を切る。密閉容器に移した後、スライサーを密閉容器の上に据えて人参を繊切にする。なんか和風の気分だったので醤油大匙1杯とマヨネーズ大匙3杯、白のすりごま大匙1杯を入れて蓋をして縦横無尽に振り混ぜて味をなじませ嵩が減るのを待つ。

 

これで蒸し茄子の生姜風味、トマトのオリーブオイル和え、ブロッコリーとコリンキーの蒸しサラダが完成した。キャベツの和風コールスローを完成させるにはくたびれたセロリを水漬けドーピングでしゃっきりポンとさせねばならない。その間暇なのでワンプレート用のS&Bチーズィーチーズ作成に取り掛かることにする。

 

人参一本の皮をむいて26㎝のウォックパンの上に据えたスライサーで繊切にする。玉ねぎ3/4をすべて櫛切りにしウォックパンに投入し蓋をして弱火で蒸す。鶏もも肉は一口大に切って塩胡椒をまぶしておく。玉ねぎが半透明になり甘い香りがし始めたら一口鶏もも肉を投入し色が変わるまで中火で炒める。なんかええ感じになったら石突を落としほぐしたマイタケ2株と同ブナシメジ2パックを投入、きのこに鶏の脂が回るくらいまで炒める。もっとええ感じになったら保管用のティファールの20㎝ソースパンに移し6分目まで水を入れる。量の定まったところでシャトルシェフに中身を移し沸騰するまで強火で行く。沸騰したら蓋をしてそのまま外鍋に入れ存在を忘れて昼寝する。昼寝から起きたら鍋にチーズィーチキンのルーを様子を見ながら3/4くらい投入、鍋を掻きまわしながら再び中火で加熱しぽこぽこ泡が出てきて沸騰したらまた外鍋に入れ保温状態で放置する。このまま夕方まで放置、なんかうまそうになったら外鍋から取り出し粗熱が取れるのを待つ。20㎝ソースパンに移して冷蔵庫に入れて完了である。

 

このころにはコールスローの嵩が半分ほどになっている。密閉容器の上にスライサーを据えて密閉容器が満ち足りるまでセロリを薄切りにする。満ち足りたら密閉容器のふたをして縦横無尽に振り混ぜる。味見をして塩コショウなどで調整したらできあがりである。

 

他、加熱調理したものについてはそれぞれ粗熱を取れたら適宜冷蔵庫にしまうこと。粗熱がとれたかどうかは鍋または密閉容器を手で持てるかで判断する。

 

以上。

 

追記:ゴミ出しは無事完了した。