【副菜】
大根と青梗菜、きくらげの干しエビ風味大蒜炒め
ほうれん草の塩昆布お浸し
塩トマト
筍あご出汁煮
【味噌汁】
白菜と蕪の葉、榎茸、油揚げの味噌汁
【弁当用】
塩こうじサラダチキン
イジョー。
【副菜】
大根と青梗菜、きくらげの干しエビ風味大蒜炒め
ほうれん草の塩昆布お浸し
塩トマト
筍あご出汁煮
【味噌汁】
白菜と蕪の葉、榎茸、油揚げの味噌汁
【弁当用】
塩こうじサラダチキン
イジョー。
【二人分の材料】
にんにく ひとかけ
大きい玉ねぎ 1/4
ラム薄切り肉 200g
ブラウンマッシュルームまたはブナシメジまたはエリンギ 1パック
輸送途中につぶれた中玉のトマト 3個
シュレッドチーズ 50ml以上お好みで
【調味料】
オリーブオイル 大匙1以上
塩 小匙1以上お好みで
バジル 好きなだけ
タイム 好きなだけ
白コショウ 三振りくらい
【使う道具】
炒め鍋
木べら
パスタをゆでる鍋
【作り方】
【このレシピのいきさつ】
下の子が帰ってきたのでひとり鍋とはおさらばである。ラム肉の在庫をいかにせん。悩んだあげく編み出したのが上記レシピである。ラム肉と乳製品は何ゆえにこれほどに合うのであろうか。ラム鍋もいいがラムのラグーもよいものである。ドライハーブはなくてもよいがあるとたのしい。
イジョー。
音に聞く鯖姿寿司の店、いづう。
京都旅行の際、安全と美味を保証された夕食として、伊勢丹京都で鯖雀盛合せ弁当税込2673円を予約した。
サイトには内容量として、小鯛×3貫、鯖×3貫との記載があり、写真では器にきれいに盛り付けられている。
店頭で受け取った商品はこんな感じ。期待がいやまさる。
包みを開けると、
「昆布をはがして食べてください」
とという主旨の紙片が挟んである。
(昆布はがすのかぁ、白昆布そのまま頂く仕様の鯖押しずしもあるよな、なんか昆布もったいないな)
等と思いながら笹を脱がせたところ
うんうん。この昆布をはがせばいいんだね。
しかしこれが想定以上の難物。何しろ昆布がぬるぬるなのである。いやそりゃ昆布なんだからぬるぬるでしょうがとにかくぬるぬる。同封してくれた紙のお手拭きじゃ足りるわけがない。まずどこに昆布の切れ目があるのかわからない。それを探すために手でまさぐっているともうぬるぬるしてくる。で漸くはじっこをつまんではがそうとしてもなんか途中で切れたりする。そうこうしてるうちにもう手が昆布なのか昆布が手なのかわかんなくなってくる。そのくらいぬるぬるぬるぬる。
がんばればこうなる。
しかし頑張ってる途中でしくしく泣きながら二回手を洗いにいく羽目になった。ぬるぬるのまんまで。どうやって水栓を回せばいいんだようって泣きながら。そのくらいぬるぬるぬるぬる。
食べた。
酢によって変容した鯖と飯が頗るうまい。鯖肉はきっちりと締められておりながら酸味が強すぎることはなく実に丁度いい。これは確かに名物でありまた美味い物である。鯖に比べて小鯛はおとなしいが、交互に食べて緩急をつけろという能書きの意味がよくわかる旨さである。指示通り全て交互に頂いて、旅先でほんとうによい食事をしたとしみじみと感じ入った。
昆布は見ての通り鯖姿ずしをまるまる包めるような幅広の上品を使っておられるようだ。そのことだけでも感慨深い。
のだが。
例えば京都伊勢丹の写真を見て、帰りの新幹線でつまみにしようと思いついて買った人は昆布に負けるのではないか。自分はホテルで頂いたからよかったものの、隣席のご婦人に長々と昆布と格闘し二回ほど負けて洗面所に立ち手を洗っては戻ってくるなどというお見苦しいところをお見せする羽目になったら大分恥ずかしい。その場合そもそも席を立ったはいいが電車が揺れたときにグリップを握ることすら躊躇われるぬるぬる状態である。ついでにいうと箸休めの生姜の酢漬けの入っている小袋がこれまた昆布でぬるぬるぬるぬるしていて非常に開けづらい。京都の人から試練を与えられているのではないかと思ったほどである。
そんなわけで、いづうの鯖雀盛合せまたは鯖姿ずし1人前6貫を出張帰りの新幹線で食べようと思っているひとは、でかい布のおしぼりを持っていくといいよ!
おまけ:ぬるぬるの人
【副菜】
蕪と小松菜、ブナシメジの煮浸し
ブロッコリーと蕪、マッシュルームのガーリック炒め
【味噌汁】
独活と榎茸、油揚げの味噌汁
【煮込み】
おでん
【今週のコメント】
更新がなかったのは転職やら旅行やらでうきうきしていたからです。うっきー。
味噌汁について
独活のお味噌汁はこの季節毎年作るものだが今年初めて作った際酒粕と春菊が独活に死ぬほど合わないことを発見したのは悲しい収穫であった。次回は油揚げを乾燥湯葉に替えたいのでなんとか安値で調達したい所存。
おでんについて
おでんの卵を半熟の漬け玉子にしたらさぞうまかろうこれぞ人類の夢であると思って衝動的に試作したのだがなんか違う。どう違うかというと漬け玉子の半熟性のため加熱が躊躇われおでんと温度がそろわない。おでんは茅乃舎で仕立てたにもかかわらずなんかうまそうだというだけの理由で漬け玉子の漬け汁をだし道楽にしたところこれもまた味わいがそろわない。二重の違和の結果、半熟玉子入りおでんではなくおでんの副菜に漬け玉子を頂いたという体になってしまった。半熟卵は再加熱しても食感は変わらないのか、同じ出汁で漬ければこの違和は解消されるのか、先行事例の入念な調査と更なる試作が待たれるところである。
イジョー。
「ありがとう」というのは、あなたの行いが稀有なものであったという評価である。
「助かりました」というのは、あなたの行いによって私が助けられたという状態の表明である。
私が伝えたいのは、あなたの稀有な行いによって私が助けられたという謝辞なので、ありがとうと助かりましたは併せてうきうきと言うものなのである。
王馬さんはかっこいいですよね。
王馬さんというのはケンガンアシュラという漫画の主人公の十鬼蛇王馬さんのことです。この人はヤンデレの元男娼にストーカーされたり女子高生に種付けを迫られたりする見ての通りモテモテの人です。ケンガンアシュラは原作者が格闘ガチ勢の人で作画の人も筆力がすんごいんですが、そのケンガンアシュラの原画展ということでいろいろワクワクしていきました。名シーンやあのキャラこのキャラの見せ場の原稿が展示されており楽しく拝見していたのですが、どうやっても筆致が見えない。どうもデジタル出力だったようでちょっとおとなしくなりました。原画展というと燃えよペン的な熱い何かを期待してしまうので関係者各位におかれましては原画の定義をぜひ見なおしていただきたい所存です。デジタル出力って書いてくれればそれでよかったのにぃ。
大体ファンなんて
こういうのとか
こういうのとか
繰り返しになりますがこういうのとか見れればもう満足なんですよ。喜んで足を運ぶんですよ。この展覧会は入場料300円ですが、なんと入場券が下の神田明神コラボイラストの名刺サイズのシールになってます! それだけで元が取れてるんですよファンとしては!(しつこい)
なお獄天使さんもおられましたがどうもうまく撮れませんでしたごめんなさい。
この後新宿に行きまして文化学園服飾博物館のヨーロピアン・モード展を見てまいりました。「特集・19世紀末からの服装改革」とある通りマリー・アントワネットのころからの婦人服の変遷を文化学園のコレクションで解題するという非常に見ごたえのある展覧会でした。特に面白かったのが1900-1910年頃の婦人水着。博物館の所蔵品データベースで「水着」で検索しても出てこなかったため紹介できませんが今回は6点程度の展示があり、中でも白ベースに赤のセーラーカラーの水着と、コーラルピンクの上下にサイドが編み上げのショートパンツな水着が非常にモダンかつかわいらしいものでした。下のファッションプレスの記事に当時の水着の一例が載っているので是非ご覧ください。
www.fashion-press.netまた、文化学園服飾博物館の所蔵品データベースも非常に有用なので特に紹介しておきます。絵描きさんとか重宝するんじゃないですかね。
digmus.bunka.ac.jpクリノリンやバッスルの実物も見れて大変満足した私はその足で今度は新橋に向かいました。本日のタスクはパナソニック汐留美術館で開催中の「香りの器 高砂コレクション展」鑑賞で終了となります。
その前に腹ごしらえとしてビーフン東に寄りました。
五目汁ビーフン小盛600円。スープが大変おいしいのです。この手の中華料理の「ちゃんとやわくてちゃんとおいしい」豚肉の加熱方法を知りたいです。そぎ切りの白菜の中華感もたまりません。新橋の二日酔いは皆お昼にこれを頂くとよろしい。
その後ベジタリアンによってメロンジュースを51周年特別価格の200円で頂きました。メロンがウリ科であると再認識できるかすかな青臭さが味わい深い、それでいてちゃんと甘くて後口はすごくメロンという、総じてすごいお得感のあるデザートでした。
香りの器展は紀元前10世紀のギリシア時代の香油壺から始まる高砂香料株式会社によるガチなコレクション展でした。昔から人は佳い香りを特別なものとして大切に扱ってきたことがよくわかります。ローマガラスのロマンティックな構造色は2000年を土の中で過ごした結果の銀化であって当時の人々が見ていたいろではないというのがどこか残念ですが大変美しいのでなんでもいいような気になります。古代モノでは突起装飾香油瓶と紐巻装飾香油瓶が大変よかった。展示のうち、陶磁器製、ボヘミアン・ガラス、アール・ヌーヴォー、アール・デコ、ルネ・ラリックについては撮影可だったので撮って参りました。
若い娘を背負う修道士 花に隠して若い娘さんを背負ってどこへいこうというのだね
色絵勿忘草文貼付香水瓶(一対)
天使文香水瓶
ガラス葡萄文香水瓶
被せガラス金彩草花文香水瓶
赤緑ガラス金彩草花文香水瓶
被せガラスエナメル金彩花文香水瓶
青色ガラス金彩草花文香水瓶
幾何学文香水瓶
鳳凰文香水瓶
赤色ガラス滴文香水瓶
ルネ・ラリック カランダル
ルネ・ラリック 牧神の花束
ルネ・ラリック シダ
マルク・ラリック いちずな願い
きりがありませんな。
ブルジョワ社のパリの宵という香水瓶は梱包含め実にムードがあってよいものでした。西洋の化粧道具、香水のポスターデザイン画なども見ごたえがありました。小指の爪の先ほどですが蘭奢待の実物の展示があったのにも驚きました。しかしなんというか…こういうこじんまりした道具となると日本の蒔絵の優雅さ瀟洒さがどうにもこうにも一番だと思ってしまいます。孔雀牡丹蒔絵沈箱、楼閣山水蒔絵香箪笥、源氏物語蒔絵帙形沈箱などは感心を通り越してなんだか腹が立ってくるほどでした。
どれも精神の栄養になる展覧会でした。